一つ重要なことは、AIと人間との関係性は決して平等ではないということである。あくまで最終的な決定権は常に人間にゆだねられなくてはならない。何かについて重要な決断を下す際に、私たちは決してAIに最終的な決断を任せてはならない。もちろんこれはAIに自動運転を任せる、等の場合は別である。しかし重要な決断はたとえAIにより下されたとしても常に人間により承認されるべきである。 そのほか人間が創造性や道徳的な判断をAIに外部委託 outsource することは、すでに人間とAIの関係性の中での疎外状況を作り出すことになりかねない。(もちろんこの場合疎外されるのは人間の側である。)AIはとてつもないリソースであることは間違いない。それは私たちが最終的な決断をする際の膨大な判断材料を与えてくれることになる。しかし最終的な決断は人間が行う。 将来AIと人間の関係が変化し、人間がどのような道義的な責任を負うのかという問題が生じるかもしれない。私たちはAIを虐待しはしないか?差別はしないか? などの問題が重要となるかもしれない。しかしこれはAIと人間との間の平等性を前提としたものである。