2016年4月16日土曜日

フロー体験 ①

フロー体験の快楽
しばらく前に、一世を風靡した学者がいる。ハンガリー人でMihaly Csikszentmihalyi という学者だが、とても我々には読めない。日本語で、「ミハイ・チクセントミハイ」と書かれて初めて、人の名前らしく感じる。会ってみると恰幅のいい普通のおじさんである。(イヤ、私は直接会っていない。ユーチューブで彼のプレゼンの動画を見て、そんな印象だっただけである。)
チクセントミハイ先生(長いな)はいわゆる「フロー体験」について画期的な仕事をした。彼は芸術家やスポーツ選手がその活動のピークとも言える瞬間に体験する不思議な現象をフロー体験と名付けた。もう一人の自分が勝手にその活動をしているのを見るような体験。もうちょっと正確には
フロー (Flow) とは、人間がそのときしていることに、完全に浸り、精力的に集中している感覚に特徴づけられ、完全にのめり込んでいて、その過程が活発さにおいて成功しているような活動における、精神的な状態をいう。ZONE、ピークエクスペリエンスとも呼ばれる。心理学者のミハイ・チクセントミハイによって提唱され、その概念は、あらゆる分野に渡って広く論及されている。← やった!ウィキペディア丸写し!(どや顔)。
 ちなみに、これってまるで報酬系のことだと私は思うんだけれど。というか報酬系と解離だね。脳科学的には複合的なプロセスとして理解できるが、それを「フロー体験」と言ってしまった方が、アピール力がある、という例だろうか。