2022年9月23日金曜日

臨界状況としてのデフォルトモードネットワーク

  私が最終的に持つ脳のイメージは以下の通りです。普段の脳はアイドリング状態であり、それがデフォルトのあり方です。それは何かのタスクを与えられて即座にベータ波を出しながら計算機的な動きをするまでは、ある種の待機状態、アルファー波の状態であり、自由な発想やファンタジーが浮かんでは消え、浮かんでは消えを行っています。この状態は一種のカオス状態で、一番イメージしやすいのは、凍る直前の冷水のような感じです。いつどこから小さな氷の結晶が生まれるかがわからない状態です。そこでは小さなアイデアの断片がいたるところで浮かび、一気に大きな結晶へと発展するチャンスをうかがっています。

ちなみにこの動画は動かないはずだ。youtube から取ったものなので、著作権がかかっているのだろうか?それとも私のやり方が悪いのか・・・・。




ちょっとそれに似せた画像をお見せしましょう。ただしこちらは砂山  sandpile のコンピューターシミュレーションです。あることを発想しようとしているときの脳はちょうどこのような状態であり、そこで浮かび上がってくるアイデアはちょうどこの小さな雪崩現象に例えることが出来るのです。