Doll,A., Hölzel, B.K., Boucard, C.C. et al. (2015) Mindfulness is associated with intrinsic
functional connectivity between default mode and salience networks. Front Hum
Neurosci. 25;461.
の抄録をまとめる。要するにDMN, SN,TPNの機能結合の上昇がマインドフルということではないだろうか。それを検証してみた、という研究だ。健常人に一日20分のマインドフルネストレーニングをしてもらい、安静時のMRIとマインドフルネスのテストを行った。するとDMNのサブネットワークとSN,そしてSNのサブネットワークと左TPNの機能結合性がマインドフルネススコアと相関があったという。そしてやはりDMNとSNの結合が重要であるという結論が示されたとする。
ふーん。この研究ではあくまでもSNつまりスイッチボード部分とDSMとの結合が決め手なのだ、と言っている。マインドフル瞑想とは結局 TPN を継続するトレーニング、というはずだが、安静時には結局DMNとスイッチボードの連結がより密接になる。結局ターゲットはあくまでもDMNの質の改善、と言うことか。瞑想によりTPNの質を高めましょう、という話にはならないのか・・・・。