2018年1月10日水曜日

マインドフルネス デフォルトモードはそんなに悪いのか?

マインドフルネスについて英語の文献を読んでいるうちに、皆繰り返しに見えてきた。
こんな記載。
How the Brain Changes When You Meditate By charting new pathways in the brain, mindfulness can change the banter inside our heads from chaotic to calm. Jennifer Wolkin | September 20, 2015
「脳は昔から、あまり変わらないものとされた。しかしこの10年で違った見方がなされるようになっている。ところが脳は比較的短時間で変化する、いうことがMRIなどの機器によりわかってきているのだ。そしてそれがマインドフルネスでも起きるという。実際一日30分の瞑想でも脳の変化が起きるという。そこに見られるのは以下の3つの部位の増大、そして扁桃核の縮小である。」
前帯状皮質 ACC (自律機能 anterior Cingulate Cortex: self-regulatory processes, ability to monitor attention conflicts, and allow for more cognitive flexibility.)の増大。
前頭前皮質 PFC (計画、問題解決、情動調節など)の増大 Prefrontal Cortex planning, problem solving, and emotion regulation.)の増大。
海馬 Hippocampus (言わずと知れた記憶のセンター)の増大。


でもこんな記載もある。ここでもまたDMNは悪玉にされている…。
「マインドフルネスは、DMNを静かにする。DMNとはあてどもなく彷徨う、仏教で言うところの「サルの心 Monkey Minds」だ。マインドフルネスは、無反省で決め付けをし judgmental 、反応的 reactive な性質を有するこの DMN を大人しくさせるのだ。」