第5章.アスペルガー的な自己愛者たち
アスペルガー障害という名前は、日本では散々広まった挙句、「もうその名前は使われなくなった」という人もいる。しかしそんなことはない。バイブル「DSM-5」からその名前が抜けたというだけだ。ただしそれにすぐに従う必要はない。
2013年に発表されたDSM-5には一つの傾向がある。それは人の名前を冠した病名(ミュンヒハウゼン症候群、アスペルガー障害、レット症候群、など)を回避し、なるべく一般的で馴染みやすい名前にするという方針である。しかしその方針自体が、一つの流行であり、私たちはそれにすぐ左右されてしまう傾向がある。また一度使われてしまっている病名を、一般名にすること自体が面倒だ。それに何年後かの「DSM‐6」では変えられてしまう可能性があるのだ。
DSM-5ではアスペルガー障害の代わりにASD(自閉症スペクトラム障害)が掲載されたが、これはこれまでのアスペルガー障害に近い概念である。というかそれを含んだ広い障害の総称というわけだ。アスペルガー障害がなくなったのではなく、呼び方が変わったということである。それだってもう一つのバイブルWHOのICD-12でどうなるかはわからない。私の予感では、アスペルガーの名はあまりに広がったため、臨床場面でも一般人の間でも、これからも使われ続けるのではないかと思う。
2013年に発表されたDSM-5には一つの傾向がある。それは人の名前を冠した病名(ミュンヒハウゼン症候群、アスペルガー障害、レット症候群、など)を回避し、なるべく一般的で馴染みやすい名前にするという方針である。しかしその方針自体が、一つの流行であり、私たちはそれにすぐ左右されてしまう傾向がある。また一度使われてしまっている病名を、一般名にすること自体が面倒だ。それに何年後かの「DSM‐6」では変えられてしまう可能性があるのだ。
DSM-5ではアスペルガー障害の代わりにASD(自閉症スペクトラム障害)が掲載されたが、これはこれまでのアスペルガー障害に近い概念である。というかそれを含んだ広い障害の総称というわけだ。アスペルガー障害がなくなったのではなく、呼び方が変わったということである。それだってもう一つのバイブルWHOのICD-12でどうなるかはわからない。私の予感では、アスペルガーの名はあまりに広がったため、臨床場面でも一般人の間でも、これからも使われ続けるのではないかと思う。
ともかくも・・・・。このアスペルガー障害ないしはASDを持った人たちも、時々すごくナルシシストに見えてしまうことがある。そのような例を示したい。もちろん詳細はかなり変更してプライバシーを保護してある。
以下略
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