2015年2月13日金曜日

理容師研修の思い出 1000字以内(1)

 「研修医時代に印象に残った臨床体験を1000字以内」だって?まいったね。トホホ。ブログには書けないよ。臨床体験はご法度だ。しかしもう30年前のことだから時効かもしれない。そうだ、私はその頃理容師学校にも行っていた。その頃のことだったらかけるだろうか。
理容師学校は研修制度に似たシステムがある。研修を開始したころは、それこそ何もかもわからなかったが、やる気と好奇心だけは十分にあった。その頃出会ったお客さんにはずいぶん厳しい注文を付け、また鍛えられたものである。理容師学校では最初の頃に担当する人数は少ない。それだけに濃厚な担当の仕方となる。忙しい上級の理容師さんたちとは違い、それこそ毎日入院中の(?)お客さんの髪に当たるのである。お客さんもたまったものではないかもしれないが、やたらと熱心な年若い駆け出しの理容師が毎日慣れない手つきで時間をかけて髪の毛をセットをしてくれると、最初は戸惑い、そのうち興味を覚え、時には横暴に振る舞うということも起きてくる。お客さんたちがある種の暴走を開始するということもある。その意味で駆け出しの理容師が入院中のお客さんを担当するのは、ある意味では無理が多いことなのだ。それでもそのような慣習が理容師学校にはある。それは駆け出しの理容師が入院中のお客さんの髪をセットするときは、それが上級の理容師の目の届く範囲で行われ、それをほかのスタッフもそれとなく見守るというシステムが成立するからである。

だめかな、この方法。