2015年2月3日火曜日

恩師論 (12)


ここで小出監督とキューちゃんの話を載せよう。週刊文春に「阿川佐和子のこの人に会いたい」という企画があるが、その342回目(2000年)の記事をとってある。わりと理想的な師弟関係。「高橋は(タイムが)遅かったから、最初に『お前は今に世界一になるよ』と言ったら『えーっ!?』なんて意外な顔していた。ところがそれを毎日言いつけてみな。『ほんとかな』って首をかしげるようになるんですよ。そこでもっと『お前は強くなる!』っていうとね、『よし頑張ってみよう』という気持ちが目を出してくる。その芽を摘んじゃいけないんですよ。子供だって同じだよ。」と書いてあり、私が印をつけてある。
 ところがそれと一緒に保存してあるのが、「噂の真相」の記事。(懐かしいな。噂の真相。時々買っていた。)「国民栄誉賞をもらったシドニーの英雄高橋尚子と小出義雄監督の●●関係」というもの。(200012月だ。14年前の記事をよく取ってあるものだ。実はPDF化してあった。)これは師弟関係にいろいろ考えさせられた。という過去の題名をこうやって打っていると、この先に行くのが嫌になるな。醜聞に属する話だ。(●●は私が施した伏字である。)しかしこの恩師論の流れから行くと出てくるテーマ、すなわち師弟関係トバウンダリー(境界)の問題、ないしはパワハラの問題である。ということで記事を再度読み始める。ウーン・・・・・・・・・・・・・。やはりこれは問題だ。というより詳しくは書けないや。いろいろな人が傷つくだろう。ということで一般論。

どうやらアスリートとコーチや監督の関係には、「一心同体」ということがよくあるらしい。そうじゃないとコーチが務まらないというところまであり、だからコーチは一人しかできないという常識のようなものもあるそうだ。いっそに暮らし、一緒に風呂に入り、一緒に生活をする。問題のK監督はと言えば、そのような形で選手とズブズブの関係にあり、しかも過去には明白なセクハラもあったという。