今日から新しいテーマである。それにしても・・・・風邪をひいた。解熱剤が切れるとダウン。幸いフルーではないが・・・。
新型うつについての議論があいからわず盛んである。最近とてもうつを扱うとは思えないような雑誌{週刊東洋経済」までうつを特集したので買って読んでみた。(2014年1月18日号) 新型うつ病は明らかに職場に影響を与え、それが日本経済に大きな影響を与えているということなのであろう。この雑誌を読んでも特に新しい内容は見当たらなかったが、私が最近持つようになってきている「新型うつ病」についての考えをより強く持つようになった。そこでここでまとめてみようと思う。
新型うつについての議論があいからわず盛んである。最近とてもうつを扱うとは思えないような雑誌{週刊東洋経済」までうつを特集したので買って読んでみた。(2014年1月18日号) 新型うつ病は明らかに職場に影響を与え、それが日本経済に大きな影響を与えているということなのであろう。この雑誌を読んでも特に新しい内容は見当たらなかったが、私が最近持つようになってきている「新型うつ病」についての考えをより強く持つようになった。そこでここでまとめてみようと思う。
まずこのこの種の議論はいつごろから話題になったのだろうか?日本評論社の「こころの科学」は2007年に「職場復帰」という特集を組んでいるが、副題には「うつか怠けか」とある。香山リカ先生は私のお友達たが、この種の本を多く出版されている。
ここでわかるのは、新型うつ病に関する私達の最大の関心事は、うつなのか、サボりなのか、ということ。彼ら、彼女たちは許されるべき存在なのか、ということなのだ。これは私たちが心の病に対して永遠に持つ偏見にも関係しているだろう。それは心の病は見えないというせいもあり、自分ででっち上げているのではないか、ということだ。
2012年の6月の週刊文春の記事に「新型うつ」は病気か?サボりか?というものがあった。見出しには「療養中なのに、海外旅行、合コン、結婚・・・・。職場だけで体調悪化。この記事の見出しからも同じことがわかる。現代型うつ病病気かサボりか、というテーマだ。実は精神障害をめぐる最大のテーマだといえるだろう。
先ほど紹介した2007年の「こころの科学」の特集の最初に、松崎一葉先生が書いている。
「本当にうつ病なんですか? なまけなんじゃないんですか?」こうした人事担当者の問いに窮する企業のメンタルヘルス関係者が増えてきた。近年、企業内で増えているのは、従来のような過重労働のはてにうつになる労働者たちではなく、パーソナリティの未熟などに起因する「復帰したがらないうつ」である。 従来のうつの場合は、治療早期にもかかわらず、早く復帰することを焦るケースが多かった。ところが近年では寛快状態となり職場復帰プログラムを開始しようとしても「まだまだ無理です」と復帰を出来るだけ回避しようとするタイプが増えてきている。(松崎一葉)」
- 仕事中だけ「うつ病」になる人たち 講談社 香山リカ先生 2007年
- 「私はうつ」と言いたがる人たち 中公新書 香山リカ先生 2008年。
- それは「うつ病」ではありません! 林公一先生 宝島社新書 2009年。
- それってホントに「うつ」? 吉野聡先生 講談社α新書 2009年。
- 「うつになりたいという病」植木理恵先生 集英社新書 2010年
- 雅子さまと「新型うつ」 香山先生、朝日新書、2012年。
- 吉野聡先生が再び「現代型うつ」はサボりなのか 平凡社新書 2013年。
ここでわかるのは、新型うつ病に関する私達の最大の関心事は、うつなのか、サボりなのか、ということ。彼ら、彼女たちは許されるべき存在なのか、ということなのだ。これは私たちが心の病に対して永遠に持つ偏見にも関係しているだろう。それは心の病は見えないというせいもあり、自分ででっち上げているのではないか、ということだ。
2012年の6月の週刊文春の記事に「新型うつ」は病気か?サボりか?というものがあった。見出しには「療養中なのに、海外旅行、合コン、結婚・・・・。職場だけで体調悪化。この記事の見出しからも同じことがわかる。現代型うつ病病気かサボりか、というテーマだ。実は精神障害をめぐる最大のテーマだといえるだろう。
先ほど紹介した2007年の「こころの科学」の特集の最初に、松崎一葉先生が書いている。
「本当にうつ病なんですか? なまけなんじゃないんですか?」こうした人事担当者の問いに窮する企業のメンタルヘルス関係者が増えてきた。近年、企業内で増えているのは、従来のような過重労働のはてにうつになる労働者たちではなく、パーソナリティの未熟などに起因する「復帰したがらないうつ」である。 従来のうつの場合は、治療早期にもかかわらず、早く復帰することを焦るケースが多かった。ところが近年では寛快状態となり職場復帰プログラムを開始しようとしても「まだまだ無理です」と復帰を出来るだけ回避しようとするタイプが増えてきている。(松崎一葉)」