2011年8月28日日曜日

対人恐怖とは?(2)

Q: センセーはすぐ結局自分の話になって・・・・。それよりも原則的なことをまずお聞かせください。対人恐怖とは何か、定義のようなものからお願いします。

A:簡単に言ってしまえば人が怖い、ということです。ただし人前で引っ込み思案になる、緊張するという体験は非常に一般的なことです。それにより社会生活が営めない、つまり学校や仕事に行けなくなってしまうということが起きてくるとこれは病気のレベルになるわけですね。それと、単に人が怖い、というだけでなく・・・・・・ちょっと複雑な言い方になるかもしれませんが、自分が怖い、ということになるんです。
Q:自分が怖い?
A: つまり人前で自分に起きることが怖いというか。人前でとんでもないことになってしまう自分が怖いわけです。
Q:とんでもないこととは?
A:たとえばわきの下から汗が出るとか、顔が赤くなるとか・・・
Q:それが「とんでもないこと」なんですか?
A:あーあ、あなたは対人恐怖の人の気持ちがわかっていない。もう曲行ってください。
Q:….わかりました。それでは聞いていただきましょう。「ばら色のサクランボの木と白いりんごの木」です。