2011年3月12日土曜日

地震お見舞い

もしこのブログに、公的に私の意見を述べるという性質があるなら、ここで自身の被害にあった方々にお見舞いを申し上げたい。私は昨日は地震のあったときは診察中であったが、不思議と動揺はなかった。東京大地震をいつも考えているせいか、「今回もそうではなかったか・・・・」と一応は安心したが、揺れかたは長周期でずいぶん長く続いた。病院のロビーのテレビで、東北地方が進言と聞いて、これは相当大きい物が襲ったのだろうと知り、その被害の甚大さを思ったわけである。病院が都心にあり、しかも交通機関は全て止まり、間もなく帰宅時期になり、大きな通りは人人人・・・であった。私は歩いて45分くらいの距離を歩き出し、途中で迎えに来てもらった神さんの車に乗ったが、全然進まず、1時間近くかかって帰宅した。関西にいる息子にも、千葉の両親にも電話は通じず、ただただインターネットやメールは快調に使えた。インターネットは世界をカバーしている通信網なので、一地方の災害によっては影響を受けがたいというレジリエンスを感じた。
私にとっては今回の災害に一番近い体験が、2001年のニューヨークのテロ攻撃(9月11日)であった。私はアメリカ「本国」のトピーカという小さな町にいたが、そこで一番高いビル(と行っても10階くらい、全然大したことはない)にも飛行機が突っ込むのではないかと、皆が心配した(このことはどこかに書いた気がする)が、国がひとつの事件で機能を半ば停止してしまった体験としては今回に似ている。
とにかく今回の災害でなくなった方、被害を受けた方にお見舞いの気持ちを表明したい。