2011年1月30日日曜日

絵の才能の話

忙しい週末だった。金曜の夜は柴山先生、奥田ちえ先生と解離の研究会の打ち合わせ。土曜日は久留米の前田正治先生にお招きいただき、解離の講演会。今日は一日精神分析学会の運営委員会だった。
ということでブログを更新する時間は全然なかったが、そのかわりサッカーのアジア杯の決勝はしっかり見た。と言っても途中は覚えていない部分があるが。日本とオーストラリアの両チームが無得点のままの均衡が続く中で、いつの間にか眠ってしまったが、目が覚めると一対一で試合が終わるところだった。李選手の見事なボレーシュートのシーンが何度もテレビに映された。サッカーをほんの少しかじった立場からは、あの手のシュートを確実に決められるかどうかでプロとアマで決定的な差が生じることがよくわかる。高校のサッカー部レベルだと、あそこでボールを捉えられずに空振り、ということもあるが、しっかりゴールの枠の隅に蹴り込むところは、さすがにプロはすごいと感心した。
ところで先に出た芝山先生は、画伯でもある。年末の集まりで、酒の席で差し出されたノートに、請われるままにサラサラと何人かの似顔絵を描いたことはお伝えした。その時彼は、「女性の場合は、丁寧に描くんだよ。男の場合はどうでもいいんだけどね。」とか言っていた。そこで彼が奥田先生を描いた似顔絵を今回入手したので紹介する。そして比較の意味で、以前に紹介した柴山画伯が私を書いた絵(2010年12月12日のブログに掲載)をご覧いただければ一目瞭然だろう。両者の「差」は歴然である。それにしても絵心のある人の先は、一本一本が生きている。下手な挿絵を描いた身では、それをなおさら感じる。