2010年7月3日土曜日

快楽の条件3

痛み、苦痛刺激。これらが快楽に変換されることもあるから、ややこしい。性的マゾヒズムもそうであるし、精神的なマゾヒズムもそれに当てはまる。(マゾヒズムを、性的sexual、精神的 moral に分けたのはフロイトだったが、わかりやすい分類だ。)
私にはまったくわからない世界だが、鞭にうたれてキモチがよくなってしまう人がいる。その場合痛み刺激は「入力」としての意味しか持たず、あるいは痛みとしてと同時に快感中枢も刺激することでキモチ良くなる。なぜかは誰も分かっていないが、「誰に鞭打たれているか」という認知が関与しているということは、前頭葉からのインプットが大きな役割を果たしている。鞭打ってくれるのが、若いお姉さんだからいいのであり、ふと見たら、髭面のおじさんが自分に鞭打っているとしたら、気持ちイイどころが腹がたつだろう。このように快感は精神的な影響がそのまま即物的な快楽につながる。その場合快感はほとんど性的な性質を帯びる。

精神的なマゾヒズムの場合、遥かに複雑な性質を持つ。精神的な意味での苦労(鞭打ちみたいな即物的な痛み刺激じゃなくてね。)が快につながるからだ。ただしこれも性的なマゾヒズムと似ていて、「ある現象」が起きていることになる。それは、痛み刺激が、快感中枢にも信号を送るという現象が起きるということだ。(わかったような、わからないような。)

今日は午後から大阪にいく。