2025年9月9日火曜日

浜松での講演

 先日、といっても10日以上前になるが、8月24日(日)に浜松医大の精神科、児童青年期医学講座合同の研究会に招待されて解離についての講演を行ってきた。そのことも書いておこう。
8月も終わりに近づいているのにものすごい猛暑。しかし会場は冷房が効いてこの夏初めてカーディガンを羽織った。

会ではその熱気にずいぶん圧倒されてしまった。同大学の主任教授の山末英典先生は自閉症の治療、その他のたくさんの業績をお持ちの、まだ50代初めの気鋭の精神科医で、その強力なリーダーシップは、講演に先立つお話しから伝わってきた。彼の考えの特徴は、精神医学は生物学的、心理学的、社会学的な要素が複雑にかつダイナミックに絡み合った、極めて奥深い学問であるということだ。まさにその通り。浜松医大の精神科のレジデントや医学生たちはなんとラッキーな境遇にあるのだろうか?