2023年7月3日月曜日

スライド作成 1

 先日、日本精神神経学会(要するに精神科医の集まり)で、解離性障害(解離症)がICD-11(2022)においてどのように扱われているかの発表をしてきた。一つ驚いたのは、パシフィコ横浜の学会場は、いつもの「みなとみらい」駅を出てすぐの場所ではなかった。そこから歩いて5分の「ノース」という会場だったのである。遅れるところだった。

 この発表でDSM-5が去年改訂されていたことを知った。DSM-5-TRという、テキストのみの改訂であるから大掛かりなものではないが、知っていなければならないものだった。相変わらずボーっとしている。しかしそこで分かったこと。いよいよDSM-5-TRは、「転換性障害」をカッコに入れて、正式な名称から外しにかかっているということだ。それに従って作り直したスライドがこれである。長年使われていた「転換性障害」という診断名はいよいよ消えていくことになる。