2018年12月28日金曜日

解離の本 65

 昨日文化結合症候群について書いていたが、ラターやアモクのほんの一部は凶悪犯罪と重複している可能性も考えられる。サイコパスとは違う、本人にも説明できないような犯罪や暴力行為にこの種のエピソードが関与している可能性も否定できないだろう。

次に黒幕人格のいくつかのプロトタイプを例示したい。


1)      抑うつで自己破壊的な黒幕人格

黒幕さんの中にはネガティブな言動が非常に際立つ例がある。常に人生を終えることを考え、負のオーラを放つ。黒幕さんの「出現は一過性」という条件はさほど当てはまらず、比較的頻繁に出現する印象がある。この種の黒幕さんはまた、本人が抱える鬱症状とも関連しているという印象を持つ。

        (事例は省略)