2018年11月2日金曜日

パーソナリティ障害はまだ 。。。。20


 ということで Ted Budy のことについてもう少し知りたくなった。するとAnn Rule という人の The Stranger beside Me という本が1994年に発売になっていて、キンドル版があった! 662円。ということであっという間にダウンロードして今手元に来た。もちろん全部読む余裕はないが、ざっとだったら読める。問題は、彼がどのくらい共感性があったか(或いはあるように見えたか)。ということでこの本をキンドルでパラパラ読んでいる。(本当はこんなことをしている時間はないのだが・・・・) 実はこの Ann Rule という女性は、TB (Ted Bundy の省略形)が若いころ、事件を起こし始める前から関係があったという。その意味では彼を間近に見ているのだ。まずは彼の生い立ちからだが、彼は22歳の女性が見知らぬ男に妊娠させられた結果生まれたということだ。そして子供時代は彼女の両親、つまり祖父母に育てられ、若い母親はお姉さんといわれ続けたという。やがて結婚して、そこに非嫡出子として入ったということになるが、その結婚相手との間に生まれた二人の妹と二人の弟の子守りをかなりさせられたが、特に嫌がりもせずやっていたという。母親は彼を大事にし、非常に将来性のある息子と見たらしい。中学時代の彼はシャイでいじめられやすいタイプであったという。17歳の頃の彼を覚えている女性は、彼はクラスで比較的人気があり、魅力的でとても洗練された身のこなしをしていたという。しかしむしろシャイで内向的、という印象だったという。しかしこのころから片鱗はあった。思春期の頃車を盗んだ疑いで二回ほど捕まっているという。TB20歳のころステファニーという女性と知り合い、深い恋愛関係に入る。そして彼女と問題を起こすこともなく、6年も付き合ったという。その間に仕事もしている。倉庫の積み荷の整理なども、ほとんど休むことなく通ったという。うーん。ここまでは片鱗がないどころか、普通の、やや魅力的な青年という感じだ。共感性がなければ恋愛なども出来ないだろう。