今日はNHKに、あるラジオ番組の収録に行った。北山修先生のお誘いで2年前に収録したものと同じシリーズである。普段と全然知らない世界を垣間見るのは面白い。相手をしていただいたのは、黒崎めぐみアナ。2年前に同じように収録してからは、顔を見知ったことでNHKの番組でしばしば気がつくようになった。TVとラジオはまったく違う。ラジオで話すことは、例えば本を書くことに似ている。本もラジオも、メッセージを伝える側はどちらかと言えば受身的だ。本を買ってもらったり、ラジオのスイッチを入れてもらったりすることでメッセージが伝わる。テレビに露出することはなんとなく侵入的で、相手の世界に乱入するというニュアンスがある。それだけテレビは視覚的で感覚的なインパクトが強いメディアと言えるのだろう。