今日は渋谷の○○(インターネットカフェ)で執筆。先週の木曜日にも立ち寄ったら、院生の××クンと鉢合わせ。都内の、まったく関係ない場所で知っている人と出会うということは、30年ぶりだ。ちなみに私が長くすんだカンザス州のトピーカは小さい町で、大き目のモールに行くと、たいてい患者さんの一人や二人、あるいはスタッフと出会った。これは案外居心地の悪い環境である。ある分析家は、スポーツジムで裸でシャワーを使っていたら、隣に自分の分析の患者さんがいてびっくりしたが、あちらはもっとびっくりしていた、とぼやいていた。東京にいると、そのような体験はまったくといっていいほどない。
いわゆるA基準、とはDSMにおけるPTSDのクライテリアのうち、「どのような外傷に遭遇したか」というものである。今執筆中のものだが、少し長めだがここに掲載する。
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「私の患者さんに、外傷の経歴があるとは思えないにもかかわらずPTSD(Posttraumatic Stress Disorder, 心的外傷後ストレス障害)の症状を示している人がいます。その人もPTSDと言えるのでしょうか?」
つまり客観的に見て明らかな外傷なくして、外傷性精神障害はおきうるのか、という問いだ。当時の私はこの質問にかなり当惑したが、結局次のように答えたことを覚えている。
(以下誰も読まないだろうから消去)