2010年12月23日木曜日

解離に関する断章 その4 隠された観察者について

10年以上前に大ヒットした映画「メン・イン・ブラック」は私の大好きな映画で、何度も繰り返してみたが、その中に印象深いシーンがあった。登場人物が常軌を逸した行動を取り始める。それまでのまじめ人間エドガーが、UFOとコンタクトした時から目つきが変わり、やたらと砂糖水を飲みたがり、最後には発狂して殺され、解剖される。まるで何かにとり付かれたようになって死んだエドガーの頭部に蓋がみつかる。それを開けるとその中に小さな宇宙人がいて、操縦桿か握っているというわけだ。つまり小人の宇宙人が彼に取り付き、心と体を支配していた、というわけだが、非常に直感に訴えるわかりやすいシーンだ。ある人がこれまでとまったく異なった行動をとる。そしてその原因は、誰か別の魂が、その人をのっとり、脳を操っていたというわけだ。



 以下、省略)