2010年12月5日日曜日

12月にしては穏やかで暖かな一日。今日は四谷で日本精神分析協会の大会であった。北山修先生、奥寺崇先生による、国際精神分析協会北京大会への参加の報告。言論の自由が奪われている中国で、自由連想を主体とした精神分析が成り立つか、あるいは西欧社会で成立した精神分析が、アジア人にどのような意味を持つのか、などのテーマについて考えさえられる。

PDF化、思った以上に進んでいる。分厚い本がファイルになって、その体積が無限小になり、USB
メモリーに何冊でも持ち歩けるようになる。しかも本棚に確実に隙間が広がっていく。最後には本や書類が消えて、大きな画面のモニターに一ページ一ページを映し出すようになる・・・・。それらの本を実際に読む保証はあまりないのだが、それでもこれまでに数限りない引越しをするたびに本を詰めた段ボール箱の山と戦ってきたあの苦労から解放されると思うと幸せである。