2010年7月21日水曜日

オタクについて 9 さかなクンはASPクンか?

きのうNHKのお天気情報で、「猛暑になるので、昼間の外出はなるべく控えるようにしてください。」と言っていた。これを平日に言われてもねぇ・・・・・。会社で営業が「今日は暑いので、外回りはやりません」とはとても上司にはいえないだろう。
今日はオタクのホープ「さかなクン」の話である。彼を話題にして申し訳ないが、マスメディアにあれだけ露出している以上、「公人」扱いさせていただいてもいいだろう。
私にとって「さかなクン」は希望の星である。私は彼がテレビチャンピオンに出てきたころから追っかけている(たぶん8~9年くらい前か?)が、彼がASPさんではないか、と思い始めたのはずいぶん後になってからである。彼がもしASPさんだとしたら、ASPさんたちは誇りに思うべきではないか?最近テレビで見ると、「ヒェー」、とか「ピャー」とかいう奇声を発することが目立つが、テレビチャンピオン当時は、それはとくに目立たず、ごく普通の青年だった。
テレビチャンピオンで彼が見せた動作の中でよく覚えているシーンがある。彼が他の競技者と戦っている場面で、確か器に入っている魚の種類を、時間内に数え上げるとかいったシーンだった。他の競技者(つまり彼にとっては競争相手の一人)が器を運ぶ途中でひっくり返してしまい、拾って入れなおすといった場面になったのだが、さかなくんは、「大変だ!」とか言いながら自分の競技をほっぽり出してそのライバルを助けていたのである。これはチャンピオンになるべく戦っている人にはなかなか出来ないことである。ましてや他の何人かの競技者は自分たちの作業を着々と続けてゴールに近づいていたのだから。
この動作からもわかるとおり、さかなクンは「いい人」なのである。他の競技者の痛みを感じて、犠牲になってでも助けてしまうところがある。バロン=コーエンの言うところのE的な部分が旺盛ということだろうか。
だからどこかでさかなくんみたいなASPさんもいる、という話を聞くと、それは違うだろう、と思ったものである。ものすごい凝り性であるところは認めるが、あまりに優しいからだ。しかし最近考えを変えた。彼をASPさんとすることで、ASPさんにも様々な人がいる、という風に考えた方がいいではないか?私は小児精神医学の専門ではないから、ここら辺はご都合主事で行こうと思う。(続く)