2010年5月20日木曜日

私は酒を飲まないせいもあってか、甘いものが好きである。常に何か口に入れていないときがすまないということも少なくない。すると非常に稀に体調を崩したりして、何も食べてくないときは非常に不思議な気がする。
私の場合は体が欲するのに従って食べる、という自然なパターンはかなり崩れていることになる。幸い正常範囲内の体重であるが、食べるという体験は食行動異常のそれといっていい。常に食べたい。かといって過食嘔吐は経験ない。だから食べたい、というより、口さみしい、という感じだ。<意地汚い、という表現のが近いんじゃない?>結局常に食べたいのを我慢しているということになる。
私が困るのは、お腹がいっぱいになっても「別腹」が存在することだ。満腹でも、甘いものが欲しくなる。それに任せて食べたいままに食べていると、次第に太ってくる。(だからその自覚がなかった小学生の頃は肥満児だった。)<たしか浪人中も70キロに近かったぞ。>いつも「このぐらいはいいだろう」と自分に甘いから、日頃から食べる量を制限していても、じわじわとそれが増えていき、それにつれて体重が増え、何年かかけて65キロを超えていく。すると大変だ、ということになり、気持ちのリセットを図り、数ヶ月間かけて体重を減らして60キロ付近に持ってくる、ということをこれまで10年単位で何回も繰り返している。
さてその数ヶ月の「リセット期間」は、最初は辛いがすぐに慣れてしまう。そしてそのプロセス自体が、快感中枢の問題を考える上で興味深い。それで私のつまらない食行動について書いているというわけだ。