この依頼論文。一応形の上では出来上がったが直感的には「このままでいいはずがない」のに、具体的には何処がおかしいのかわからない状態である。この段階で一度プリントアウトして、紙ベースで読みなおすことでどこに違和感があるかを探ることになる。
PDの精神療法
本特集の中で、本章は「Ⅲ さまざまな精神疾患に対する精神療法」の第13番目として位置づけられる。扱う対象はパーソナリティ障害であるが、他章の統合失調症やパニック症、摂食症などと比較して、DSM-5のカテゴリカルモデルに従っただけでも10の障害を含む大所帯であり、とても網羅的な解説をする余裕はない。そこでまずPDの精神療法についての概説を述べ、その後に各論として、境界パーソナリティ症、自己愛パーソナリティ症、発達障害および複雑性PTSDに関係したパーソナリティ障害について論じることとする。
(以下略)