2017年8月3日木曜日

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先日見たテレビで少しショックを受けた。何度もメディアに登場する脳外科のF先生。勿論その手腕が大変なものであることは認めるが、自己愛的な見地からいかなるものかと思ってしまう。自分のことを「F先生」と何度も呼び、天才脳外科医とも言う。始めは何かの冗談だと思っていたが、そうではなかった。残りの人生を患者様のためにささげるという。それ自体はこの上なく崇高なことだと思う。彼は高齢だが見事な手さばきで術式をこなす。手術が終わると真っ先に患者の家族に会いに行き、いかに手術がうまく行ったかを報告して感謝の言葉を受け、満面の笑みを見せる。あまりにわかりやすい。でも・・・。やはり山中伸弥先生のような人は例外的な「天才」なのか。
でも、と考え直す。F先生はみなが心の中で思っていることを口に出していっているだけなのかもしれない。彼の行動が倫理的にも落ち度がなければ、まったく問題がないのかもしれない。少なくとも彼の「神の手」に助けられた患者さんなら、彼の言動など何の問題にも感じないかもしれない。