2017年8月11日金曜日

新しい精神分析 3 その①

これまで書き溜めたものを本にしようと思う、ということをずっと考えてきた。すでにこのブログでも紹介して来た。今のところ、候補は25本ある。しかしあまりにバラバラで、どのようにまとめて一本の線を引いたらいいかがわからない。題名だけを並べても一貫性がない。そこでそれぞれの簡単な骨子を書いて、別のタイトルをつけたら、少しは筋書きが見えてくるだろうと考えた。

1.       小此木先生との別れ
2.       精神医学からみた暴力
3.       週一度というより強度のスペクトラム
4.       トラウマと解離
5.       解離治療における心理教育
6.       転換、解離性障害
7.       医原性という視点からのBPD
8.       BPDと解離性障害
9.       斬る名人としての土居先生
10.    解釈―共同注視の延長として
11.    転移解釈の意味するもの
12.    死生学としての森田療法
13.    失敗学から見た怒りの精神病理
14.    解離性障害か、統合失調症か?
15.    自己心理学から見た無意識のとらえ方
16.    土居先生お世話になりました。
17.    認知療法との対話
18.    関係論的、構築主義的な精神分析学
19.    精神分析のスキルとは
20.    日本語における罪悪感
21.    恥の倫理から見た自己愛
22.    見るなの禁止とセクシュアリティ
23.    神経科学と心理療法
24.    慈善消滅としての終結
25.    自己開示ってナンボの問だ
26.    分析状況に関する一考察
27.    恥と自己愛トラウマ その後

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1.       小此木先生との別れ(小此木先生との出会いがどのように私の仕事の方向性に影響を与えたか、という話。「(小此木先生の)純粋主義と相対主義」と題をかえてもいいくらいだ。)
2.       精神医学からみた暴力(「攻撃性再考」というテーマのほうが分かりやすいか。分析に登場する攻撃性、社会現象として見られる碇の暴発の仕組みや由来について考える)
3.       週一度というより強度のスペクトラム(精神分析的な枠組みにとらわれず、柔構造で行こう、という主張。「治療的柔構造の発展」とでも題しようか。)
4.       トラウマと解離(解離とトラウマの微妙な関係についての論考。「解離理論の発展」というタイトルでもいいかもしれない。)
5.       解離治療における心理教育(金先生に頼まれて、かなり念入りに書いた論文だ。「解離の臨床」という題でもいいな)
6.       転換、解離性障害(解離性障害についての割とオーソドックスなテキスト的解説である。「解離のこれからの臨床」という感じか。)
7.       医原性という視点からのBPD
8.       BPDと解離性障害(要するにBPDは医原性に作り上げられることもあるという主張。かなり危ない議論も含んでいる。「医原性としてのBPD」というタイトルでもいけそう。)
9.       斬る名人としての土居先生(やはりこれは没だろう。結局土居先生を単刀直入におっしゃる方、という以上のことをいえていないからだ。学術的な意味もほとんどない。ボツ決定。)
10.    解釈―共同注視の延長として(解釈という技法に対しての批判。共同注視と考えてはどうか、心の暗点化されている部分への指摘、という風にしてはどうかという考え。題をつけるとしたら「解釈は意味を失っているのか?」」
11.    転移解釈の意味するもの(これも解釈という概念にこだわった議論である。「転医解釈のもつ意味」)
12.    死生学としての森田療法(「死と精神分析」と題してもいいもの。)
13.    失敗学から見た怒りの精神病理(これは自己愛
14.    解離性障害か、統合失調症か?(「解離性障害と統合失調症」)
15.    自己心理学から見た無意識のとらえ方(現代精神分析における無意識))
16.    土居先生お世話になりました。(追悼文だが、全然ダメだ。ボツ。)
17.    認知療法との対話(「汎用性のある精神分析に向けて」)
18.    関係論的、構築主義的な精神分析学(古い論文なのでボツ)
19.    精神分析のスキルとは(基本原則、経験則、その背後にある倫理則、など「精神分析と倫理」か)
20.    日本語における罪悪感(「日本文化における罪悪感」)
21.    恥の倫理から見た自己愛(「恥とセクシュアリティを結びつけた画期的な論文、ナンチャッテ。「性愛性と恥、自己愛」」)
22.    見るなの禁止とセクシュアリティ(これもそうだけど、恥と自己愛トラウマに書かなかったっけ? 当然ボツ)
23.    神経科学と心理療法(精神分析の将来像) 
24.    慈善消滅としての終結(精神文政の終結論

25.    自己開示ってナンボの問だ(自己開示再考