2012年4月30日月曜日

仙台への旅


昨日は仙台の精神分析のグループに招かれてシンポジウムの演者の一人として行ってきたが、結構しんどい体験であった。一緒に行ったのは(というよりはお供させていただいたのは)、精神分析の大御所であるK先生とM先生であった。シンポジウムのテーマは「精神分析から見たうつ」であった。K先生、M先生の講演内容はうつという現象の核心に迫ったものとなり、私の話はまたしても精神分析と関係ない、表層的で通俗的なものとなってしまった。まあこれはこれで想定内ということではあったが。(というよりわかっていてまたやってしまった、という感じである。)
私が話したテーマは昨今話題になっている「新型うつ病」についてであった。私自身はこのテーマは非常に興味深いものなのであり、新型うつ病とは結局一種の恐怖症ないしは不安神経症としてとらえるべきだという考えについては一定の反応は得られた気がする。
仙台の町は昨年のGWから一年ぶりに訪れたことになる。震災の影響はあまり感じられなかったが、町の建物の壁のタイルに、ひび割れたものについての印がいくつもついているところなど、特に興味深かった。