ところでとある文献から貴重な文章をピックアップ。(成田(2023) 講演「質問に応えて」2023年6月17日 倭木の会)他にも掲載しているであろうが目についた。
①「自分の精神療法の二大原則は、『困ったときは正直に言う』、『わからないことは患者に聞く』です。」(同 p.3)
②「私は他人を羨望するという感情をあまり自覚していません。他人と自分を比較するという発想もあまりしたことがない。」(同 p.5)
③「それであなたはどうするつもりですか?」成田善弘(2012) 精神療法の深さ‐成田善弘セレクション 金剛出版,p.225
特に②に関しては色々考えさせられる。成田の治療者としてのたたずまいの素晴らしさはその謙虚さ、あるいはそれと表裏一体の「自信のなさ」が関係しているように思う。そしてそれは羨望があまり湧いてこないという恐らく成田本来の性格的な特徴が関係しているのであろう。ということはもうこれは知識やテクニックを越えた一種の資質の問題であることがうかがえるのだ。 これらをうまく使って文章を組み立てる。