2010年12月27日月曜日

解離に関する断章 その5 内的対象なのか、別人格なのか?

解離をめぐる問題で、臨床家が患者の症状が示唆する別人格の存在にとの程度向き合えるかどうかは、決定的な意味を持つ。私もある時期まではとても信じられなかった。私が留学中にメニンガー・クリニックで実際に解離性障害、特にDIDのケースについての症例検討会に出たときには、まったくそこで話されていることが理解できなかった。しかしDIDの症例に続けて出会ううちに少しずつ見方が変わってきた。
(つまらないから以下消去)


人格の精神分析学 (フェアベーン、山口泰司 講談社学術文庫)より