岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist
精神科医が日常的な思いつきを綴ってみる
2024年5月19日日曜日
CPTSDと解離 6
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DESについて。この28項目からなる尺度(ここでは省略)は、解離の三つの構成要素について問うているとされる。それらは没頭、離人、健忘である。 健忘については、以下の項目。 3 , 4, 5 , 6, 8 , 9, 10, 24, 25, 26 没頭については 1, 2, 1...
2024年5月18日土曜日
CPTSDと解離 5
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先日紹介したこの論文、実はネットで読めることが分かってさっそくダウンロード。 Hyland P, Shevlin M, Fyvie C, Cloitre M, Karatzias T. The relationship between ICD-11 PTSD, complex...
2024年5月17日金曜日
CPTSDと解離 4
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もう一つ適切な論文を見つけた。これも抄録からまとめてみる。 Fung HW, Chien WT, Lam SKK, Ross CA. The Relationship Between Dissociation and Complex Post-Traumatic Stress...
2024年5月16日木曜日
CPTSDと解離 3
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このテーマに関して二つの論文の抄録を読んでまとめてみた。 Hamer R, Bestel N, Mackelprang JL. Dissociative Symptoms in Complex Posttraumatic Stress Disorder: A Systematic...
2024年5月15日水曜日
「トラウマ本」 トラウマとパーソナリティ障害 加筆訂正部分 4
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最近になり、PDを論じる上で二つのファクターを加味しなくてはならないという考えが見られるようになった。一つは本章で主として論じる愛着の障害や幼少時のトラウマの問題である。そうしてもう一つはいわゆる発達障害(最近の表記の仕方では「神経発達障害」とPDとの関係である。 現代の私...
2024年5月14日火曜日
「トラウマ本」 トラウマとパーソナリティ障害 加筆訂正部分 3
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最初に戻って書き直し、という感じになってきた。トホホ・・・。 トラウマとパーソナリティ障害との関連について述べるのが本章の目的である。しかし従来のPDの概念は、トラウマとの関連性を強調したものとは言えなかった。この議論が深まりを見せるようになったのは、ICD-11 における...
2024年5月13日月曜日
「トラウマ本」 トラウマとパーソナリティ障害 加筆訂正部分 2
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トラウマとCPTSD トラウマ関連障害とPDとの関係性を考える上で格好の材料を提供したのが、ICD-11に新たに加わった複雑性PTSD(以下、CPTSDと表記する)という疾患概念である。これは、「組織的暴力、家庭内殴打や児童虐待など長期反復的なトラウマ体験の後にしばしば...
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