岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist
精神科医が日常的な思いつきを綴ってみる
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2010年12月18日土曜日
シリーズ 「怠け病」はあるのか? その11
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たまたま早朝に目が覚めてつけたNHKでやっていた桂米助の「天覧試合」。30分間の巧みな話芸で、言い間違いはただの一度。(9回の裏のことを、表といい掛けただけ。)いくら本人が野球好きといえ、この込み入ったストーリーをここまでスムーズに、しかも間違えずに出来るのはトレーニングか、それ...
2010年12月17日金曜日
シリーズ 「怠け病」はあるのか? その10 一応結論??
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結局私の結論は・・・ 昨日大学院の私のゼミで話したことが少し助けになり、この「怠け病」の問題に対する一応の結論を導くことができた。以前に同じテーマで考えた際にも至った結論だが、今回また同じになった。 「新型うつ病も、引きこもりも、甘えや怠けではなく、一種の恐怖症 phobi...
2010年12月15日水曜日
シリーズ 「怠け病」はあるのか? その9
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実は怠けかどうかの議論が一番難しいのが、引きこもりの問題である。最近の傾向としては、引きこもりの人のかなりの部分がネットでゲームをするようになっている。私は少し前までは、「引きこもり≒怠け病」派であった。国際医療福祉大学が主催している市民講座「乃木坂スクール」で、和田秀樹先生と私...
2010年12月14日火曜日
シリーズ「怠け病」はあるのか? その8
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今日は「日本ウェルネット」のご招待で、八王子で「解離性障害入門」の講演。「かいじ」という特急で、八王子から30分あまりで新宿まで帰ってくることが出来た。充実した講演だった。 「新型うつ」(という呼び方をしておく)のうち、一番問題とされるのが、「5時までのうつ」「好きなことには...
シリーズ「怠け病」はあるのか? その7
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新型うつ病、ないしは現代型うつ病とは何か?名前からしていかにも一見新しそうな概念であるが、従来「非定型のうつ病」としてDSMなどに記載されているものと非常に近い。というか同じものといっていいだろう。うつには、メランコリー型と、非定型が分類されている。DSMの今のスタイルはDSM-...
2010年12月12日日曜日
シリーズ「怠け病」はあるのか? その6
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今日は東京フォーラムで国際トラウマ解離学会の日本コンポーネントの会があった。いろいろ刺激になった。また別の機会に書こう。その後会場の隣のレストランで忘年会。最後は柴山雅俊先生にいろいろな先生方の似顔絵を描いてもらった。私も一枚描いていただいたのでここに掲載する。「女性の場合には慎...
2010年12月11日土曜日
シリーズ 「怠け病」はあるのか? その5 うつの話に行く前に
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今日は岩崎学術出版社の「精神分析学事典」をPDFにした。高価な事典である。生前小此木先生が心血を注ぎ、2万円以上もする高価で大部(690ページ)の事典として出版されたが、バラバラにされて見るも無残なごみになってしまった。でもその代わりどこにでも持っていけるファイルに生まれ変わった...
2010年12月9日木曜日
シリーズ 「怠け病」はあるのか? その4
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(承前) このように考えると、「怠け病だ」という糾弾は、日本人のきまじめさ、勤労精神に反する行為に向けられるのであり、つまりは日本人の勤勉さの表れ、ということになるだろう。ただそれだけではない。仕事を休む人に向かって「それは怠け病だ」という人の中に、私は一種の悪意さえ読み取る。...
2010年12月8日水曜日
シリーズ 「怠け病」はあるのか? その3
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(承前)さて体の調子をちょっと崩して仕事を2,3日休むことを決めた人に対して、その家族や同僚はどうして「甘えだ」「怠け病じゃないか?」と責めることが多いのだろうか?その理由は余り明らかではないが、いくつか思っていることがある。一つには文化的なことがあるだろう。 日本の文化におい...
2010年12月7日火曜日
シリーズ「怠け病」はあるのか? その2
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「怠け病」とミュンヒハウゼン病、詐病の区別をつけていないので、話は見えにくいかもしれない。三本の糸はまだ絡まったままである。書きながら解いていくつもりであるが、その方向性はある程度定まっている。それはミュンヒハウゼン病、詐病は存在するが「怠け病」は存在しない、ということである。あ...
2010年12月6日月曜日
シリーズ 「怠け病」はあるのか?
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事典項目【ミュンヒハウゼン症候群】について書いていてわからなくなってしまった。ミュンヒハウゼン症候群に代表されるいわゆる虚偽性障害は、詐病(病気のフリをすること)とは違う。詐病の場合は、病気のフリをすることで実利を得ることを目的とする。だから詐病は実は「病気」ではない。DSMもそ...
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