岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist

精神科医が日常的な思いつきを綴ってみる

2026年8月3日月曜日

AIは人間の無意識に迫ることが出来るか?

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 " Can AI tap our unconscious?"  この問いはとても難しいが、逆の方向の質問、例えばAIは無意識を有するか、などの問題よりは答えを導く方針は立ちやすいだろう。というのもAIの無意識について問うとしたら、それ以前に、「AIには心が...
2026年8月2日日曜日

AIは信頼に足るのか? 2

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  それらの問題がクリアーされ、いわば素朴で混じりっ気のないAIが存在しているとしよう。というかそれを前提としないと、AIの信頼性はほとんど論じられない事になるだろう。そんなものは存在しないのかもしれない。しかし私は現在のAIにとても満足していて、ある程度信頼もしている。私は p...
2026年8月1日土曜日

AIは信頼に足るのか? 1

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  この問題はそもそも私たちがAIと関わるにあたって極めて重要である。最近AIを用いるとき、決まって次のような注意事項がみられる。「ChatGPTの回答は必ずしも正しいとは限りません。重要な情報は確認するようにしてください。」 おそらく昨今AIの hallucination の問...
2026年7月31日金曜日

AIと精神療法 9

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   このように私はAIがクオリアはなくてもそれを事実上あるかのように言葉で表現することが出来、それは「機能的に」クオリアを体験していることではないかと述べた。ここでの「機能的」というのはチューリングテストをパスする、という意味で述べていることはすでに示した。これを言い換えれば、...
2026年7月30日木曜日

AIと精神療法 8

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   読者は「多次元ベクトルがクオリア?」等と不思議にお感じになるかもしれない。そこでAIの用いる大規模言語モデル(LLM)の仕組みについて、私がわかる範囲で説明したい。  LLMでは入力層というものがあり、そこに文章をトークン(単語、助詞、副詞、などの構成要素)に分解し、そ れ...
2026年7月29日水曜日

AIと精神療法 7

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   そこでクオリア問題について、たとえば「猫」を例にとろう。猫は身近な存在であり、おそらく私たちの中で猫を抱いたりなでたり、泣き声を聞いたりするという現実の体験を持たない人はいないだろう。そして「猫」と聞いて感じることがクオリアということになる。それではそのクオリアを言葉に直し...
2026年7月28日火曜日

AIと精神療法 6

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  そこでこのことを直接AIに聞いてみた。 「心を持たないはずのAIがどうしてあたかも物事を理解したかのように感じられるのはなぜですか?」 それに関するAI(ChatGTP4)の見解は以下の通りであった。   ● 理解するとは「心を持つこと」とイコールではない。AIは確かに「心=...
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自己紹介

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ken Okano
1956 Born in Chiba, Japan. 1982 Graduated from Tokyo Univ.Med.School. 1989~1993 Trained at Menninger School of Psychiatry. 2000. Board Certified psychiatrist in US. 2004~2014 Professor at International University of Health and Welfare, Tokyo. 2014~ Professor at Kyoto University, Graduate School
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