岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist

精神科医が日常的な思いつきを綴ってみる

2023年9月10日日曜日

連載エッセイ 8 番外 1

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  WHOLE BRAIN 心が軽くなる「脳」の動かし方 ジル・ボルト・テイラー 竹内薫訳 と読んでみる。例の、左脳の出血で右脳だけになった脳科学者が書いた二番目の本である。この本の最初の章を読み始めて分かったのは、すでに私が書いた左右脳に関する考察のレベルだったら、米国ですでに...
2023年9月9日土曜日

共感3

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 ただしこのように言ったからといって、もちろん治療者は無意識レベルでの関りをしているのだから、意識レベルでのそれをおろそかにしていいという事には決してならない。「無意識レベルの理解には、まずは意識レベルの共感は必然ではないだろうか?」というのが私の主張である。これはどういうことか...
2023年9月8日金曜日

共感 2

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  現代の精神分析における共感の定義    ここに精神分析における共感の定義の一例を示しておこう。少し古いが、だいたい現在の精神分析の考える共感についての大枠を捉えていると言えるだろう。 「共感は精神分析を実践する上で重要な前提となる。」「共感は感情的、認知的、推論的、合成的など...
2023年9月7日木曜日

共感 1

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はじめに-共感は無条件に 「 良いもの」 と されて来た  共感について脳科学的に論じるのが本論文の趣旨である。まず最初に言いたいのは、本来私たちは共感をよいもの、人間にとって必要なもの、世界平和につながるもの、と考える傾向にあった。例えばもとアメリカ大統領のバラク・オバマは「現...
2023年9月6日水曜日

連載エッセイ 8 推敲 4

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以下は全く推敲のレベルに達していない、ただの書下ろしだ。   分離脳が示す人の心の在り方  以下は今回の話のまとめであるが、かなり私の主観や憶測が入り込んでいることはお断りしておきたい。  人の心の真の姿は右脳に宿っている。外からの情報をまず大枠で取り込み、情緒的な判断をするのは...
2023年9月5日火曜日

連載エッセイ 8 推敲 3

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  左脳は虚言症か、サイコパスか?   さて次は左脳についてである。左脳はかなりのくせ者だ。左脳は右脳が始めたことについてもっともらしい説明をする「説明脳」でもある。ということは左脳は「嘘つき」ということであろうか? おそらくそうとも言えないだろう。嘘をつく、という感覚すら持ち合...
2023年9月4日月曜日

連載エッセイ 8 推敲 2

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  右脳が先に働きだす-愛着と発達の関連  右脳に関して一番興味深いことは次のことである。右脳はおそらく人間の基本部分を担っているのだ。そもそも赤ん坊が最初に心を持ち始める一年間の間、脳はもっぱら右側しか機能していないのである。最初の外界との接触、そして母親とのやり取りなどは、す...
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自己紹介

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ken Okano
1956 Born in Chiba, Japan. 1982 Graduated from Tokyo Univ.Med.School. 1989~1993 Trained at Menninger School of Psychiatry. 2000. Board Certified psychiatrist in US. 2004~2014 Professor at International University of Health and Welfare, Tokyo. 2014~ Professor at Kyoto University, Graduate School
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