岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist
精神科医が日常的な思いつきを綴ってみる
2022年8月6日土曜日
不安の精神病理学 再考 4
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フロイトの論点その2 現実的な危険には二つの反応がある。一つは情動的な反応であり、すなわち不安の発生 outbreak of anxiety である。そしてもう一つは防護的な反応である。おなじことは内的な危険についても言える。(ISA p.101)フロイトはこんな言い方もする...
2022年8月5日金曜日
パーソナリティ障害 推敲 6
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推敲、とか言って新たに書き足している・・・知らないことばかり勉強しながら、である。 PD のディメンショナル(次元)モデル 個々人が有するパーソナリティの理解は一般心理学におけるテーマでもあったことは言うまでもない。そして精神医学的な PD 論とは別に、科学的に検証された方...
2022年8月4日木曜日
不安の精神病理学再考 3
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さてフロイトの「制止・症状・不安」(1926)(ISA論文)の中でも不安理論のエッセンスが詰まっているのが、最終章(第11章)であり、特にB「不安についての補足的な言葉」の部分である。この論文でフロイトは次のように述べている。 1 現実的不安は、すでに知っている外的な危険に対す...
2022年8月3日水曜日
不安の精神病理学再考 推敲 2
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「制止、症状、不安」で至った不安理論の高み 1926 年の 「制止、症状、不安 Inhibition, Symptoms and Anxiety 」(以下、 ISA 論文)で Freud はそれまでの不安に関する自身の説を大幅に変えることになる。そしてリビドーが不安に変換...
2022年8月2日火曜日
パーソナリティ障害 推敲 5
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PD の概念はまた精神分析理論の影響を大きく受けている。 Freud は子供の発達段階におけるリビドーの固着とそれぞれに特有の防衛機制について考え、そのうちどれが主として用いられるかにより特有のパーソナリティが形成されるという考えを示した。 Freud は「性格と肛門愛( 1...
2022年8月1日月曜日
不安の精神病理学再考 推敲 1
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「不安の精神病理学」再考 の推敲の段階に入る 「不安の精神病理学」について論じる資格があるのは、精神科の臨床医であろうか?精神病理学者であろうか?それとも脳科学者であろうか?はたまた精神分析家であろうか?しかもそれを「再考」するだけの見識や資格を誰が備えていると...
2022年7月31日日曜日
パーソナリティ概論 推敲 4
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カテゴリカルモデルからディメンショナルモデルへ PD の概念の最近の動向に関して触れておかなくてはならないのは、いわゆるカテゴリカルモデルからディメンショナルモデルへの移行である。カテゴリカルモデルとは、従来の ICD,DSM に見られた、いくつかの PD の類型(カテゴ...
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