岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist

精神科医が日常的な思いつきを綴ってみる

2019年10月14日月曜日

はじめに 推敲 4

›
サメ事件とツチボタル 2000 年にアメリカ南部のフロリダ州の海岸で、海水浴客が短期間に連続してサメに襲われるという事件があった。当然の事ながら、専門家は何か原因があるはずだ、と考えた。海水温の変化か、潮流の変化か、サメのえさとなる海洋生物の増減か、などといろいろ原因が...
2019年10月13日日曜日

はじめに 推敲 3

›
偶発性という名の揺らぎ 揺らぎの未来を予想できないということについて、ある私の思い出話を披露したい。人は驚いたりつらい思いをした体験は、結構いつまでも覚えているものである。私が 30 歳代の前半のころ、アメリカの精神科のレジデントとなって夜の当直をしていたときの話だ。...
2019年10月12日土曜日

はじめに 推敲 2

›
未来は予測できない 株価を長い目で見ても短い目で見ても結局揺らいでいる、ということは、結局「株価は予測できない」ということだが、このことの理解が、おそらく揺らぎの面白さを支えているのではないか。ある事柄について、その事柄が揺らぎという性質を持つ、ということは、その未来を正確...
2019年10月11日金曜日

はじめに 推敲 1

›
「揺らぎと心」と題して、心を揺らぎという観点から説明し、理解したい。しかしそのためにはおよそこの世に存在しているものは、ことごとく揺らいでいるという事実の説明から入る必要がある。 「この世に存在するもの」と私はサラッと書いたが、あくまでも現実世界に存在するものだ。つまり抽...
2019年10月10日木曜日

べき乗則が支配する 推敲 2

›
実は私はこのべき乗則が実感的につかめずに、私はここ 10 年くらい悩まされているのだ。ご存知の方はお分かりだと思うが、これはフラクタルの問題とほとんど同等と言っていい。有名なマンデルブローの幾何学図式を思い浮かべよう。何処まで拡大していっても自己相似形が続いていく。つまりその...
2019年10月9日水曜日

べき乗則が支配する 推敲 1

›
冪乗則が支配する- ユビキタス、あるいは「冪(べき)乗則」の世界と揺らぎ 揺らぎとは実に不思議な現象だが、その背景の一つとしてとても大切な仕掛けがある。それが「べき乗測」と呼ばれるものだ。英語では  power law (力の法則)。なんとシンプルな名前だろう。しかしこの...
2019年10月8日火曜日

共に揺らぐこと 4

›
人々が揺らぎを共にすることにこれほどの快楽を覚えるのはなぜだろうか。おそらくこれに関する定説はないだろうが、 ( というより共揺れによる快についてはそれに関する説を聞いたことがない、ということは私が勝手に言い出しているに過ぎないことになるわけだが )  私は次のようなモデルを...
‹
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示

自己紹介

自分の写真
ken Okano
1956 Born in Chiba, Japan. 1982 Graduated from Tokyo Univ.Med.School. 1989~1993 Trained at Menninger School of Psychiatry. 2000. Board Certified psychiatrist in US. 2004~2014 Professor at International University of Health and Welfare, Tokyo. 2014~ Professor at Kyoto University, Graduate School
詳細プロフィールを表示
Powered by Blogger.