岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist

精神科医が日常的な思いつきを綴ってみる

2019年5月15日水曜日

カオス ①

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  カオス  私も専門ではないのでわからないが、カオスの定義としては、決して定常状態にならない、と考えるといいであろう。私はそうやって納得した。定常状態とは、一定の動きが何度も繰り返される状態、といってもいい。  たとえば次の数字を見て欲しい。 0.14264...
2019年5月14日火曜日

AIと精神療法 ⑤

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ワンちゃんでさえ・・・・   さて、今度は精神療法の会話以外の部分の話だ。これに関して何人かのクライエントさんからの話を合成してみる。ざっとこんな話だ。 ウチのワンちゃんは私のことをみんな分かってくれる。別居中の夫がいるが、彼よりはるかに私のことを理解してくれるのだ...
2019年5月13日月曜日

黒幕さんの形成過程 ①

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「黒幕人格」がどのように形成されるのか ?   本文の中で黒幕人格について論じた際に、あまり明確な形で論じていなかったのが、いったいそのような現象がどうして生じるのか、ということでした。もちろん脳の中に人格が宿るという現象そのものが、極めて不思議なことです。例えば...
2019年5月12日日曜日

関係性理論へのラブコール ③

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儀式と自発性の弁証法と精神分析 私が心の二重性という考えを応用する上で一番有用だと思うのが、治療関係のあり方である。治療のあり方を考える際にはまず、「治療者はいかにあるべきか」が問われるわけであるが、それは精神分析においては際立っていると言える。しかしその時点で、精神...
2019年5月11日土曜日

AIと精神療法 0

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まずはこんなエピソードについてお話しする。息子が小学生の頃、つまり 20 年前のことである。「たまごっち」、というのが流行していたころ、それに似たおもちゃも売られていた。少しサイズが大きく、「たまごっち」のようにいろいろなお世話を毎日するのだが、それに対する反応がもう少し込み...
2019年5月10日金曜日

ベンジャミンと女性論 ④

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母親が生まれた赤ん坊が泣くのを見て、眼をウルウルさせる。赤ん坊の痛みは自分の痛みのように感じる。これも同一化と言えるだろう。では赤ん坊はどうか。目の前の動く影 ( 母親 ) はそのうち自分にいろいろなメッセージを伝えてくる。母親がニッコリすると自分もうれしい。母親が怖がるもの...
2019年5月9日木曜日

ベンジャミンと女性論 ③

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ベンジャミンは一つのテーマを追っているのだ。それは「他者は我々と根本的には同じような心を持っていると感じられるが、同時に底知れぬほどに違う」ということだ。このテーマを彼女は常に考えている。そして「同一化とは、対象の影が自我の上に落ちている」という事だというフロイトの理解が大きな...
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自己紹介

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ken Okano
1956 Born in Chiba, Japan. 1982 Graduated from Tokyo Univ.Med.School. 1989~1993 Trained at Menninger School of Psychiatry. 2000. Board Certified psychiatrist in US. 2004~2014 Professor at International University of Health and Welfare, Tokyo. 2014~ Professor at Kyoto University, Graduate School
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