岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist
精神科医が日常的な思いつきを綴ってみる
2016年1月21日木曜日
入稿一歩まえ(1)
›
最近こればっかり書いていたので・・・・ PEPWEB、1100 ドルを支払った甲斐があった。この論文に使った資料のほとんどが、このサービスによるものである。 精神分析におけるトラウマ理論 ...
2016年1月20日水曜日
精神分析におけるトラウマ理論(仕上げ)6
›
トラウマ理論は「誘惑的」か? 最後に最近のトラウマ理論に対する批判的な見方についても触れておこう。 Reisner は「トラウマ : 誘惑的な仮説」という論文( Reisner, 2003 )で、昨今のトラウマ理論への批判を展開する。彼は トラウマ理論においては...
2016年1月19日火曜日
精神分析におけるトラウマ理論(仕上げ)5
›
トラウマ理論と発達理論 最近のトラウマ理論との関連でぜひ触れておきたいのが、 attachment trauma ” ( 愛着トラウマ ) の概念である。この概念を提唱しているのが、臨床家でもあり脳科学者でもある Allan Schore 博士である( Schore,...
2016年1月18日月曜日
精神分析におけるトラウマ理論(仕上げ)4
›
フェレンチの先駆性の話だった。最近はすっかりフェレンチ三昧、フロイト三昧である。あとは学生さんの論文読み。これが結構なボリュームである。 それらの研究が示すのは、 Ferenczi の驚くべき先見の明であり、後のトラウマや解離に関する理論を事実上先取りしていたという事...
2016年1月17日日曜日
精神分析におけるトラウマ理論(仕上げ)3
›
さらには「誘惑仮説」という表現の中の「誘惑」という言葉が持つ問題についても指摘されている( Makari, 1998 ) 。言うまでもなく「誘惑」という言葉には誘惑する側とされる側が想定し、子供が性的虐待に間接的に加担したというニュアンスを与える可能性がある。 上述の...
‹
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示