岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist

精神科医が日常的な思いつきを綴ってみる

2014年4月10日木曜日

続・解離の治療論(27)

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小保方さん。うーん、ちょっとまずいね。精神科をやっていると、嘘とファンタジーと妄想が微妙に入り混じっている状態がある。虚言症、という言葉もある。彼女が広い意味で「嘘をついている」可能性は否定できない。私が個人的に望むのは、 1.スタップ細胞が実在して、彼女だけがそれを作るコツ...
2014年4月9日水曜日

続・解離の治療論(26)

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「黒幕人格」は恨みの魂でもある この問題に触れていくと、「黒幕人格の問題はトラウマの最新層と関係している」というテーゼと少し矛盾してくるのであるが、それでも書いておかなくてはならない。このことは今述べた、黒幕人格を本格的に扱うべき状況は多くない、という話とも関係してくる。 ...
2014年4月8日火曜日

続・解離の治療論(25)

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少し私的な話になるが、私はこの問題について、あまり最近まで定見を持たなかった。トラウマ記憶はどのような場合に扱い、どのような場合にはそのままにするかについて、はっきりした見解がなかったのである。 私の定見がなかったことは、いわゆる暴露療法に対するネガティブな姿勢に表れて...
2014年4月7日月曜日

続・解離の治療論(24)

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黒幕人格は最終的に扱わなくてはならないのか? 私のこの議論を推し進めていくと、ある種の結論が伺えるかもしれない。それは「黒幕人格は所詮扱うことはできないから、放っておけばいい。」 しかしこれではまったく治療論としては不十分であるし、不正確ですらある。この種の答えは常...
2014年4月6日日曜日

続・解離の治療論(23)

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  もちろんこの Mさんの ようなケースを考えたからといって、 黒幕 人格には手を触れるべきではない、という議論にはならない。 Mさんが相手を半殺しの目に遭わせたのは、おそらく黒幕人格が出現していたときであろうが、私がその人格に決して出てほしくない主要な理由は、その人格が行動か...
2014年4月5日土曜日

続・解離の治療論(22)

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 これは精神分析でいう内在化の機制にさまざまな問題を提起しているといえる。内在化といっても、外にいる誰かのイメージがそのまま内側に取り込まれるというわけではないというわけである。例えば親のイメージが内在化される、という話はよく出てくる。それが超自我を形成するというわけだ。はじめ...
2014年4月4日金曜日

続・解離の治療論(21)

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 このことは、精神分析的な死の本能の概念との関連性を思わせる。どうして個人の中にあたかも純粋に本人(主人格)の破壊や死を望む部分が存在するのであろうか。それは実際に人の心に本能として存在する死への衝動を表しているのであろうか? 黒幕人格の言動が時には明白に主人格を排除しようとし...
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自己紹介

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ken Okano
1956 Born in Chiba, Japan. 1982 Graduated from Tokyo Univ.Med.School. 1989~1993 Trained at Menninger School of Psychiatry. 2000. Board Certified psychiatrist in US. 2004~2014 Professor at International University of Health and Welfare, Tokyo. 2014~ Professor at Kyoto University, Graduate School
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