2025年10月6日月曜日

高市さんおめでとう!

 昨日日本橋の某ホテルで、某製薬会社主催の講演に招かれたが、登壇間際になってケータイのメッセージに気がつく。家人が「高市さん!」とひとこと。急いでアイパッドで調べると本当のことだった。感無量に近いものを感じた。ようやく彼女が選ばれたのか。しかしどのような困難を乗り越えて???
これが麻生さんの影響力だとすると、彼には全く違った作戦があるのかもしれないが。
私は高市さんのことは詳しく知らないが、おそらく現代の政治家の一つの完成形、必要なデータや理論をくまなく頭に入れ、自分の言葉で常に喋り、しかもある重要な理念を持っている人、ある種の正真正銘の理想を持っている人、として理解している。あとは総理になって実際の政治の世界でどこまで妥協しつつ理想を追求するのか、ということである。

夜帰宅をしてから録画をしてあった「新・プロジェクトX」を見た。袴田事件がテーマだった。袴田巌氏に漸く無罪判決が出たのが去年。その間長き獄中生活を送った巌氏。そしてその原因は検察側の証拠の捏造。この国は腐っているのか、と嘆く前に人間は普通の(あるいは選ばれたはずの、正義の番人であるはずの)人でさえ、これほどの過ちを起こすという現実に驚く。そしてそれを正面から指摘することが、実はいかにリスキーで難しいことか。そして同様に、あるいはそれ以上に、政治家は様々な、一見見えない不正を働くことでわが身を守り、あるいはわが身を売り出す。そしてごくごく少数の人間がそれを告発することが出来る。そのような人物像と高市さんを私は重ねるのだが、これもある人たちから見るととんでもない偏見ということになるのか。

某ホテルでの講演はあまりいい出来ではなかったが、私の前の清水研先生(有明病院)の「死と向き合う患者の精神療法」にたくさんの示唆を受けた。

しかしそれにしても、理想を追求できるのは、一つの才能ではないかと思うようになって来ている。