岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist

精神科医が日常的な思いつきを綴ってみる

2025年9月4日木曜日

FNSの世界 推敲の推敲 2

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変換症からFNSへ  以上は変換という概念が消えつつあり、それに代わってFNSの概念が唱えられるようになった経緯を簡単に述べたが、この動きはもう少し細かく追う必要がある。   言うまでもないことだが、このFNDの”F”は機能性 functional であり、器質性organic ...
2025年9月3日水曜日

FNSの世界 推敲の推敲 1

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    本章はヒステリー(変換症、FND)の精神科からみた歴史というテーマについて論じる。 すなわち本書の執筆を担当されている神経学の専門家とは異なる切り口からこのテーマについて論じることになる。 はじめに本稿で用いる用語について述べたい。というのも本章に関してはめまぐるしい名称...
2025年9月2日火曜日

男性の豹変の問題 3

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  ① ポジティブフィードバック理論 私たちが「フィードバック」という言葉から一番連想しやすいのが、いわゆる「ネガティブフィードバック」だ。これはとてもよくあるシステムで、生命体が安定化に向かうためのあらゆる仕組みに関わっている。例えば体温や血圧や血糖値などはみなこのシステムだが...
2025年9月1日月曜日

遊戯療法学会の講演

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  8月30日(土)の水戸はとんでもなく暑かった。気温は優に35度を超えていた。東京から車で2時間の旅。そこで開かれた遊戯療法学会の基調講演を行った。それは「遊びと精神療法ー愛着理論を架け橋として」というテーマであった。数か月かけてゆっくり温めたテーマなのでそれなりに言いたいこと...
2025年8月31日日曜日

解離症の精神療法 4

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  解離症の治療プロセス   解離症は、記憶、知覚、運動、情動などの心身の諸機能の一部が一次的に欠落したために、心身の統合された機能が失われた状態である。そしてその治療の最終的な目標は、患者が「統合された機能を獲得すること」と言えよう。しかしそれは必ずしも容易ではなく、そのための...
2025年8月30日土曜日

男性の豹変の問題 2

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  次に②の性依存についてである。こちらは「一見普通の男性の豹変」に関係するだろうか? 性依存に関しては、当人を満足させるようなパートナーは不在である場合がほとんどだろう。一日中オーガスムを追い求めることを止められない男性の相手を務められるパートナーなどは普通は存在しない。したが...
2025年8月29日金曜日

男性の豹変の問題 1

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  今回の対談と同時並行的に様々な文献に当たりつつ思ったのは、男性の性の問題は複雑多岐であり、かなり込み入った問題であり、その多くは解明されず、語られることは少ないということである。そしてこの「一見普通の男性の豹変」の問題はほとんど論じられてこなかったということだ。 すこしここで...
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自己紹介

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ken Okano
1956 Born in Chiba, Japan. 1982 Graduated from Tokyo Univ.Med.School. 1989~1993 Trained at Menninger School of Psychiatry. 2000. Board Certified psychiatrist in US. 2004~2014 Professor at International University of Health and Welfare, Tokyo. 2014~ Professor at Kyoto University, Graduate School
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