岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist

精神科医が日常的な思いつきを綴ってみる

2025年7月15日火曜日

男性の性加害性 5

›
  私がここに提示するのが、二つのモデルである。これらはある意味では重複しているため、まとめて「自己強化ループモデル」と呼ぶが、一応別個のものとして論じることから始める。ちなみにことわるまでもないが、これらは性依存や強迫的性行動とはいちおう別の議論である。すなわち性依存でもなく、...
2025年7月14日月曜日

男性の性加害性 4

›
  「一見普通の男性が起こす性加害」または「非犯罪性格の男性の犯す性加害」が改めてテーマになるわけだが、おそらくこれがなかなか理論的に整理されないのは、それがある意味では非病理学的な、よくある、「普通の」現象としてとらえられているからであろう。あるいは一見普通に見せかけているが、...
2025年7月13日日曜日

男性の性加害性 3

›
  ところで性依存=性嗜好障害+強迫的性行動症 と いう式のうち後半部分について。 これがCSBD(compulsive sexual behavior disorder 強迫性性行動症)であり、ICD-11に掲載されている。これが持つ意味は大きい。そして事実ICD-11にはこれ...
2025年7月12日土曜日

週一回 その26

›
少しずつ続けていくうちに、いつの間にかこの文章もまとまってきた。 総合考察    最後に現代的な視座から見た「週一回」についての総合的な論述を行う。  第一章では、我が国の「週一回」に関する「コンセンサス」すなわち 「週一回では、治療作用として転移解釈を用いる本来の精神分析的な治...
2025年7月11日金曜日

週一回 その25

›
  この論考の推敲も長いが、少しずつ修正は続いている。ここで紹介するHPの日本語訳もより正確なものにした。 なお精神分析的精神療法の介入の仕方や頻度に関しては、国際精神分析協会や米国精神分析協会のホームページが最近の動向を反映していると見なすべきであろう。  米国精神分析協会AP...
2025年7月10日木曜日

週一回 その24

›
  海外における面接の頻度や治癒機序に関する理論    ここまでで論じた我が国における「コンセンサス」( 「週一回では、治癒機序としての転移解釈を用いる治療は難しい」) は海外での精神分析の議論にも同様に見られるのであろうか?それがこの章で論じるべきテーマである。  まずは我が国...
2025年7月9日水曜日

週一回 その23

›
  週一回に関する「コンセンサス」とPOST  以上に見た藤山氏の提言と高野氏、岡田氏の論文は、いずれも「週一回」においては、Strachey により提唱された精神分析的な治療作用としての転移解釈を行うことの難しさや困難さについて論じていた。そして我が国における最近の「週一回」に...
‹
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示

自己紹介

自分の写真
ken Okano
1956 Born in Chiba, Japan. 1982 Graduated from Tokyo Univ.Med.School. 1989~1993 Trained at Menninger School of Psychiatry. 2000. Board Certified psychiatrist in US. 2004~2014 Professor at International University of Health and Welfare, Tokyo. 2014~ Professor at Kyoto University, Graduate School
詳細プロフィールを表示
Powered by Blogger.