岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist
精神科医が日常的な思いつきを綴ってみる
2024年1月14日日曜日
🔵 トラウマと内臓 3
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情動とポリヴェーガル理論 ところでポリヴェーガル理論は、感情についてどのような新たな理解を与えてくれるのだろうか? そのヒントとなるのが、Porges のニューロセプション neuroception という概念である。知覚 perception が意識に登るのに対して、ニュー...
2024年1月13日土曜日
🔵トラウマと内臓 2
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ポリヴェーガル理論とトラウマ Porges の唱えたポリヴェーガル理論は、自律神経系の詳細な生理学的研究に基礎を置く極めて包括的な議論であり、上述の心身相関に関する新たな理論的基盤を提供する。自律神経は全身に分布し、血管、汗腺、唾液腺、内臓器、一部の感覚器官を支配する。通常は...
連載エッセイ 11 書き上げたが…・
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連載エッセイの11回目を完成させたが、内容は濃いと思うのだが、読んでいてとても読者をひきつけるようには思えない。話が専門的になり過ぎるからだろうか・・・・。 はじめに 全12回の予定のこの連載エッセイも、いよいよ終わりに近づいている。今回のテーマは「脳科学とトラウマ」だ。トラ...
2024年1月12日金曜日
連載エッセイ 11 推敲 5
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ショアが特に強調したのは、愛着関係が成立する生後の一年間は、乳児はまだ右脳しか機能を開始していないという事である。脳科学の発展とCTやMRIなどの画像機器の進歩は手を携えているが、後者は脳の機能の発達には側性 laterality、 すなわち大きな左右差があるという事実を...
2024年1月11日木曜日
連載エッセイ 11 推敲 4 加筆部分
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ところでこのシェルショックの概念の背景にある「衝撃波」説は、最近(2015年)になりその信憑性を再発見する研究がなされている(1)。イラクやアフガン戦争でいわゆる IED( Improvised Explosive Device, 即席爆発装置)にさらされた兵士の脳の神経線...
2024年1月10日水曜日
連載エッセイ 11 推敲 3
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2.愛着の障害 私が「トラウマ記憶なきトラウマ」としてもう一つ上げたいのが、いわゆる「愛着トラウマ」である。トラウマに関する議論と愛着の問題との関連は、最近になってクローズアップされるようになってきたという経緯がある。衝撃的で苦痛や恐怖を伴ったトラウマ体験が特殊な記憶、すな...
2024年1月9日火曜日
家族療法 エッセイ 2
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日本における同調圧力ないしは忖度の文化と家族 私の体験はかなりが17年間過ごしたアメリカ文化やそこでの臨床と帰国後19年たつ日本の文化とそこでの臨床の二重写しになっているが、最近つくづく感じることがある。日本は相手の気持ちを慮る。それはよく言えば配慮であり、悪く言えば忖度だ...
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