岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist
精神科医が日常的な思いつきを綴ってみる
2022年1月7日金曜日
偽りの記憶 推敲 3
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忘れられない病 いわゆる超記憶に悩む人たちがいる。この本ではそのような超記憶を、いわゆるハイパーサイメシア、エイデティカ―、サバンの三種類に分けている。二番目のエイデティカ―は、いわゆるフォトグラフィックメモリーのことであるが、ここは省略する。 最初のハイパーサイメ...
2022年1月6日木曜日
偽りの記憶 推敲 2
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記憶の再固定化の問題 この偽りの記憶の問題に入る前に、最近記憶に関する研究に大きな進歩が起きているので紹介したい。その一つがいわゆる記憶の再固定化の問題である。これは一度記憶された内容が思い出されることで、さらに増強されたり、変更を加えられたりするという現象である。これに...
2022年1月5日水曜日
偽りの記憶 推敲 1
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本論文は「偽りの記憶」についての考察である。私は米国において PTSD や解離性障害についての関心が高まるさなかの 1990 年代はずっとアメリカで臨床を行っていたが、これらの関心にワンテンポ遅れる形で出てきたのが、いわゆる FMS の問題、つまり「 false memory...
2022年1月4日火曜日
偽りの記憶の問題 いったん終了
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頑張って読んできたショウの本も、いよいよ最後の部分である。 かなり極端な主張もある気がしたが、 全体としてはとても勉強になった。最後に次の記載を述べておく。 2015年、現代のDNA 検査により合理的疑いの余地なく無罪と立証された325件の事件 のうち、なんと235件に...
2022年1月3日月曜日
偽りの記憶の問題 24
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ショウの本の 273 ページでは次のように書いてある。抑圧された記憶(つまり多くのトラウマの記憶は大抵抑圧されている)という誤解は、臨床医の 7 パーセント、分析家の 10 パーセント、催眠療法士の 28 パーセントにより信じられているという。この書き方だと、「抑圧された記...
2022年1月2日日曜日
偽りの記憶の問題 23
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次に本書で挙げていうのが、「 Michelle Remenbers ミッシェルの記憶」(スミス、パズダー)という本で、これは米国で一躍ベストセラーになったという。この本では精神科医パズダ―がスミスという女性と会っていて、彼女が「何か大切なことを打ち明けなくてはならない気が...
2022年1月1日土曜日
偽りの記憶の問題 22
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何度も書くが、このショウの本を読んだら私は「偽りの記憶」に関する依頼論文に着手することになる。まだ全体の方針が定まっていないのだが、多少は見えてきたような気がする。 第 9 章は「秘密の悪魔的儀式」という章であるが、これが虚偽記憶というテーマの極めつけという気もする。西洋人...
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