岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist

精神科医が日常的な思いつきを綴ってみる

2021年6月30日水曜日

私の考えが固まっていったプロセス 3

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  そこで私の中に展開が起きたのは、渡米してからの 3 , 4 年間の間、という事になりますが、そこで最も私が関心を持っていたのは、精神分析におけるセントラルドグマ、すなわち匿名性、禁欲原則、受け身性などの治療原則が、どうして当てはまる場合とそうでない場合があるか、という事の一点...
2021年6月29日火曜日

私の考えが固まっていったプロセス 2

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  私にとって関係論的な転回がいつ起こったのか? 年代から言えば私が最年長という事で口火を切らせていただきますが、私が精神分析に触れたのは、心を考えることを生業にしようと考えた医学部時代でした。しかしフロイトを読んだというわけではなく、唯一の例外は、医学生のころフロイトの夢判...
2021年6月28日月曜日

嫌悪 11

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   他方嫌悪についてはどうか。アルコールは苦手だという人は、お酒のコマーシャルを見ると、「ゲーッ」となる。その時脳の活動を見ると、少なくとも報酬系は興奮せず、とこか別のところが興奮するらしい。報酬系の反対の役割をする部位はおそらくたくさん脳内にあるはずだが、仮にそこを扁桃核に代...
2021年6月27日日曜日

嫌悪 10

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  以上のことからある重要な考えが浮かび上がる。「嫌悪=ストッパー説」である。そして実際嫌悪刺激を嗜癖などの治療に使うという試みが知られる。ネットで手に入る論文を読んでみた。 Elkins, RL, Richards, TL, et al (2017) The Neurobiol...
2021年6月26日土曜日

嫌悪 9

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   嫌悪というテーマで書いているのであるが、実は嫌悪に直接触れてはいない。私はもっぱら快、不快について書いていたのだ。でもやはり不快と嫌悪は違う。というよりは不快感に含まれるが、それ独特の性質を持つ。言うまでもないことだが、対象性である。嫌悪は対象に対して向けられる。英語ならば...
2021年6月25日金曜日

私の考えが固まっていったプロセス 1

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  私が精神分析に触れたのは、心を考えることを生業にしようと考えた医学部時代でした。しかしフロイトを読んだというわけではなく、唯一の例外は、医学生のころフロイトの夢判断を文庫で読んだという体験ですが、これには全く歯が立たないという印象でした。ただ心を分析する、という意味の精神分析...
2021年6月24日木曜日

関係性精神療法セミナーの告知です

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           関係性精神療法セミナーの告知です     【Web開催!】関係性精神療法セミナー【Web開催!】         精神分析の学び方:関係論編 このセミナー・シリーズは、2011年に第1回が開かれ、今年で第11回目を迎える。関係精神分析(関係論、関係性理論、関...
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自己紹介

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ken Okano
1956 Born in Chiba, Japan. 1982 Graduated from Tokyo Univ.Med.School. 1989~1993 Trained at Menninger School of Psychiatry. 2000. Board Certified psychiatrist in US. 2004~2014 Professor at International University of Health and Welfare, Tokyo. 2014~ Professor at Kyoto University, Graduate School
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