岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist
精神科医が日常的な思いつきを綴ってみる
2020年2月14日金曜日
揺らぎの欠乏と発達障害 推敲 2
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この様に発達障害やその傾向は、一つの疾患というよりは、 人間が本質的に持つある種の思考パターンを示しているとも考えられ、その意味では多くの臨床家の関心を呼ぶことは十分に理解されるのである。本章で私がこの発達障害の問題を取り上げるのは、この章の表題にも掲げたこと、すなわち心の揺...
2020年2月13日木曜日
揺らぎの不足と発達障害 推敲 1
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揺らぎの不足と発達障害 私が身を置く世界、つまり精神医学の世界では、「発達障害」という概念や診断名は、いまや大流行りである。過去にこれほど人々の注目を浴びた精神化の診断名はあっただろうか? 1970 年代からは境界パーソナリティ障害(いわゆる「ボーダーライン」)など...
2020年2月12日水曜日
いい加減さと揺らぎ 推敲 4
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いい加減さと快楽 読者の中には次のように思う方もいるかもしれない。いい加減であることが人の心の基本的な性質である場合、そのいい加減さについて、当人はどのように体験しているのであろうか。本来いい加減な性格であればそれでもいいかもしれないが、きちんとしたことの好きな、几帳...
2020年2月11日火曜日
「読む」を読む 7
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ということで津田先生の本に戻る。 彼が489ページで言っていることは少し過激で、どこまで彼の個人的な見解かわからない。要するにマインドフルネスとは、デフォルトモードと課題遂行モードの継時的な揺らぎ(行ったり来たり)ではなく、同時的な活動だ、という。揺らぎを否定されているわけで、...
2020年2月10日月曜日
「読む」を読む 6
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このソマティック・マーカー説で一番分かりにくいのは、身体感覚と感情がある程度同列に置かれていることをいかに理解するか、ということであろう。しかしこれは感情と身体感覚が結び付くという事情が私たちに頻繁に体験されるために、ある程度は直感的に受け入れることが出来る。むろん身体感覚を介...
2020年2月9日日曜日
「読む」を読む 5
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以下は池田先生の説も考え合わせたうえでの私の考え。 ソマティックマーカ―説が唱えているのは、私たちがあることを意図的に決断(と思っている)するとき、それは純粋な理性的な判断ではなく、感情(や身体感覚)がそこに関与しているという議論だ。これは直感的にもその通りだと言っていいし、何...
2020年2月8日土曜日
「読む」を読む 4
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いろいろ読んでいて思うのだが、結局感情といってもその正体はわからず、メジャーな学者のかなりアバウトな仮説が通用したりする。その意味ではやはりダマシオ先生の概念だろうか(Damasio (2003) Looking for Spinoza) 。彼の「ソマティックマーカー」理論。昨...
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