岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist
精神科医が日常的な思いつきを綴ってみる
2017年6月10日土曜日
書くことと考えること 1
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昨年の学会賞記念講演をまとめなおした。 書くことと考えること 初めに まずは今回このような栄誉ある賞をいただいたことについて深く感謝の気持ちを述べたいと思います。松木先生と私はこの賞の三番目の受賞者ということ...
2017年6月9日金曜日
ほめる ④
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もう一つは自己愛の問題。これもバカにならない。子供が漢字の書き取で百点を取る。するとそこにたとえば「自分が血を分けた子だからだ(だから自分もその種の才能を持っているに違いない)」というのが一番わかりやすいであろうか。しかしもし血が繋がっていなくても、「自分の教え方がよかったから...
2017年6月8日木曜日
ほめる ③
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さて「褒める」というテーマである。人にはおそらく他人の成功を祝福し、あるいは感動を伝えて一緒に喜びたいという願望がある程度はあり、それが相互の発達を促進するのであろう。そのような性質をある程度持ち合わせた個体が生き残ってきていると考えればいい。褒められた人はもっと褒められたいと...
2017年6月7日水曜日
ほめる ②
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おそらく私は人によいニュースを伝えることが出来たという自己効力感を味わうのだろうと思う。その時私は特に自分を褒めているわけでもない。むしろ相手の喜びに「タダ乗り」させてもらうという感じである。そういう意味ではこれは愛他的というよりは、かなり自己完結的な行為である。「そういうあな...
2017年6月6日火曜日
ほめる ①
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あるオトナの事情で、「褒める」というテーマで書かなくてはならなくなった。しかし「ホメル」の変換のされ方が2種類あるな。褒める、誉める、揉める、あ、これは違うか。何しろ「一般社団法人 ほめる達人協会」とか「ほめる検定」というのもあるぞ。まあここでは「褒める」で統一しておこう。また...
2017年6月5日月曜日
あらたに収録する章 「関係精神分析」⑫
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関係精神分析における最近のトピック 以下に関係精神分析において特に最近取り上げられているトピックをいくつか挙げたい。それらは Ferenczi 理論の再評価、脳科学、トラウマ理論、解離理論、フェミニズム、などである。こう挙げただけでも関係精神分析は、 その学際性それ...
2017年6月4日日曜日
あらたに収録する章 「関係精神分析」⑪
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(1) 「関係論的旋回」およびそれへの批判 関係精神分析の歴史を簡単に振り返ろう。関係精神分析の動きはいわゆる「関係論的旋回 relational turn 」と呼ばれ、 1980 年代に Jay Greenberg と Mitchell よる著書により、事実上先鞭を...
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