岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist
精神科医が日常的な思いつきを綴ってみる
2017年3月1日水曜日
ナルな人たち 書き直し ①
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以前ここに書いていた「ナルな人たち」が、難産状態である。いろいろ問題が生じている。そこで部分的に書き直しをすることになった。 いじめが生じるメカニズム いじめは、おそらく集団が存在するところには何らかの形で生じる運命にあるにしても、一九八〇年代頃より、わが国では...
2017年2月28日火曜日
脳科学と心理療法 ⑤
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脳科学的な知見を取り入れたこれからの心理療法 おそらく脳科学的な知見を取り入れた精神療法は、ますます実証主義的なものとなるであろう。ただし実証主義に偏る療法は、精神療法をロボットでも行えるような、無味乾燥で機会を相手にするような、極端認知行動療法に傾くような治療法を要求はし...
2017年2月27日月曜日
脳科学と心理療法 ④
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エナクトエント、深層学習 人の心を複雑系としてとらえるという方針は、今後も不可避的なばかりでなく、むしろ必然的であると考える。非線形的な在り方としてとらえることで現在の精神分析理論にある種の決定的な変化をもたらすとしたら、それは治療者と患者の相互関係を一種の深層学習ととらえ...
2017年2月26日日曜日
脳科学と心理療法 ③
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ともかくもここでまず言いたいことは、現在の脳科学的な知見の発展と、臨床場面で見られる還元主義的な考え方には驚くべき開きがあるということです。 ここで臨床家が向かうべき心としての「新・無意識」という概念について紹介します。無意識と言えば一世紀あまり前にフロイトが精神分析理論を...
2017年2月25日土曜日
脳科学と心理療法 ②
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私が最初に言いたいのは、これらの研究が示す人間の心の働きの持つ非線形性と、それとは対比的な、臨床において未だに跋扈している驚くべき還元主義なのである。 例えばある患者さんが言う。 ( 架空の話である。実際はテレビで見た精神科医のコメントをヒントにした創作。 ) 外...
2017年2月24日金曜日
神経科学と心理療法 ①
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「神経科学と心理療法」 というテーマで 原稿用紙 7 枚。つまり 2800 字か。 でもこのテーマ、簡単ではない。というかあまり論じられているものがない。なぜ私なのだろう ? こんな感じになるだろうか。神経科学的な知見はきわめて多くみられる。しかし臨床で行われているのは...
2017年2月23日木曜日
「自己愛トラウマ」の推敲 ②
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フロイトは天才!ということで締めくくった(下線部分)。こうすると収まりがいい。 この自己愛トラウマの概念を導入することで、一つの仮説が生まれます。それは愛着の段階からトラウマが生じた場合、怒りや恥、偽りの自己、解離反応といった様々な病理が生まれるであろうということで...
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