岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist

精神科医が日常的な思いつきを綴ってみる

2016年5月7日土曜日

嘘 2 ⑬

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もうこの自己欺瞞の項目、終わりにしなくちゃね。結局いくら考えてもわからないや。でも少しまとめておこう。世の中には、「プチ嘘つき」(呼び方が変わった)がいる。普通の人だ。ちょっと嘘をついているだけ。その意識はある。それより深刻なのが自己欺瞞だ。自分に対して「嘘をついていない」と嘘...
2016年5月6日金曜日

嘘 2 ⑫

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昨日の続きである。 いずれの場合も、その人に自分が嘘をついているという明確な自覚があるとしたら、自己欺瞞ではない。単なる嘘つき、ないしは操作的な人間ということになる。ただしこの種の嘘は、先に述べた「弱い嘘」として、程度の差こそあれ万人によってつかれていることは、すでに検討し...
2016年5月5日木曜日

嘘 2 ⑪

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自己欺瞞の例④ まだまだ分からない。もう一つの例。 ある 50 代の母親が、 20 代後半の息子の引きこもり状態に悩んでいる。といっても彼は自宅に引きこもっているのではなく、自身のアパートから出られない状態だ。 2 年前にようやく生活保護を受けてアパートを借りるというと...
2016年5月4日水曜日

嘘 2 ⑩

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自己欺瞞の例 ⑩ だめだ。まだ母親の自己欺瞞のエッセンスを抽出できない。そこで次の例に移る。ある会社の部署で、ワンマン社長の肝いりで企画を立ち上げることになった。その部署ではリーダー格のAさんが、まだ年若い部下のBさんに言う。「君がこの企画のプロジェクトの実質的なリーダーに...
2016年5月3日火曜日

嘘 2 ⑨

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自己欺瞞の例 ② 母親の例をもう一度出そう。以下の例は「母がしんどい」(田房永子)に出てきた例をもとにしている。 ある母親が娘にピアノを習わせようと思う。近所のママ友が、娘にピアノを習わせ始めたと聞いて、「自分の娘もぜひ!」と思っているうちに、いつの間にか「娘は当然...
2016年5月2日月曜日

嘘 2 ⑧

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自己欺瞞の何が問題なのか? さて自己欺瞞の何が問題なのかを、ここで改めて述べよう。自己欺瞞はそれが第一に周囲に害毒を及ぼすのだ。自己欺瞞は多くの場合、自分を利するために用いられる。しかもその自覚が薄いから始末に悪い。「人のため」にやっていると本人が思い込んでいるから困る...
2016年5月1日日曜日

嘘 2 ⑦

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もう少し説明しよう。右脳は快不快に従った行動、 C エレガンス的な行動(いきなり出てきたな!今後使わせていただく。快不快原則に従う脳、という意味である。ちょうど線虫 C エレガンスがそうであるように)をつかさどる。私が前書(「脳科学と心の臨床」岩崎学術出版社)で論じたように、右...
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自己紹介

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ken Okano
1956 Born in Chiba, Japan. 1982 Graduated from Tokyo Univ.Med.School. 1989~1993 Trained at Menninger School of Psychiatry. 2000. Board Certified psychiatrist in US. 2004~2014 Professor at International University of Health and Welfare, Tokyo. 2014~ Professor at Kyoto University, Graduate School
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