岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist
精神科医が日常的な思いつきを綴ってみる
2015年9月18日金曜日
カウンセリングの初学者に向けて(2)
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今日の分は、完全に自己剽窃(30の心得、第2原則)だが、論文を組み立てるうえでの素材である。 精神療法にある種の治療原則があるとしよう。多くの種類の心理療法が独特のルールや手順を掲げている。それらの治療法のマニュアルを読めば書いてあることだ。これらの治療原則の存在意義は確か...
2015年9月17日木曜日
カウンセリングの初学者に向けて(1)
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初学者の陥りやすい思考 私たちはいつの年代でも、初学者としての経験を持つ可能性がある。趣味や学問で新しい分野を開拓する時、あるいはまったく新しい職場環境に入る時、私たちは右も左もわからない状態、ないしはそれに近い状態になる。 そしてその状態で陥りやすい思考があ...
2015年9月16日水曜日
治療の終結 (4)
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自然消滅の特徴は、クライエントの側に、「治療者とはいざとなったらまた会える」という気持ちがあるのだろう。実際に数年たって人生の新たな危機を迎えた際に、姿を表すこともある。以前の治療で積み残した問題が新たに浮上することもある。このような形で時々接触が行われることは、心理療法を生業...
2015年9月15日火曜日
治療の終結 (3)
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一番多い「自然消滅」のパターン 私は通常の、取り立てて精神分析的な構造を持たない心理療法に関して、それがどのような終わり方をすることが多いのかについて少し描いてみたい。 私は数多くの心理職の方々の心理療法を担当したが、彼女たち ( 女性の方が多いのでこのように呼...
2015年9月14日月曜日
治療の終結 (2)
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心理療法家がこのドロップアウトとそれからの立ち直りをその生業の初めに体験することの意味は大きい。それはある重要な現実の体験である。それはクライエントは支払うお金と費やす時間に見合ったものを受け取ることができないセッションには来ない、ということだ。そこには遠慮も気遣いもない(ある...
2015年9月13日日曜日
治療の終結 (1)
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オトナの事情は常に予想外のところからやってくる。心理療法の終わりについて、少し文章をまとめる必要が生じた。そこで最初は自由連想である。 治療の終結はなぜ起きるのか。患者の側に治療に来るだけの動機付けがなくなること。結局はそういうことだ。それが計画されて行われると終結。そ...
2015年9月12日土曜日
黒幕人格部分の由来について
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DID の治療をしていて一番その醍醐味とともに難しさを感じるのは、私がこの発表で黒幕人格と呼ぶ人格部分の存在である。私は臨床場面ではさらに省略して、あるいは敬意を表して、「黒幕さん」と一応呼ぶが、彼らは突然出現して怖い発言をし、時には暴力的になる。大抵は周囲が動揺するほどの...
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