岡野憲一郎のブログ:気弱な精神科医 Ken Okano. A Blog of an insecure psychiatrist
精神科医が日常的な思いつきを綴ってみる
2015年5月24日日曜日
「大文字の解離」理論 (3)
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東京はなんと穏やかな天気。 今日の分はほとんど前と変わっていないな。 フェレンツィがなくなる一年前の 1932 年に発表した「言葉の混乱」は、精神分析の世界ではかなりのバッシングないしは無視を受け、フロイトからも論文の発表をたしなめられた。では何が問題だったのかといえば...
2015年5月23日土曜日
「大文字の解離」理論 (2)
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ヴァンデアハート先生によれば、( Dbook,P10 ) 19 世紀、 20 世紀と、解離の議論は分析でも非分析の世界でもあったが、微妙にニュアンスが違っていたのだという。後者は二つの点を前提としていた。 1. ストレスに出会うと、心の統合能力が一時的に損なわれる。 2...
2015年5月22日金曜日
「大文字の解離」理論 (1)
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と言っても焼き直しだけれど。 精神分析における解離-大文字の「解離」理論にむけて 精神分析理論と解離との関係はフロイトにさかのぼるが、フロイトはブロイラーにより見出された解離現象(類催眠状態)の概念には満足できず、欲動論とセットとなった抑圧理論を重んじた。そこには同時...
2015年5月21日木曜日
すごく大事な訂正事項
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暴力についての論文を最終的に仕上げる意味で、私は「サイコパス・インサイド」(ジェームス・ファロン)を購入して読んだ。実は新刊本で高いので購入するのを躊躇していたのだが、論文を書くためにはぜひとも必要だと思った。しかしどの程度新しい内容が入っているのかと思って読んでみると・・...
2015年5月20日水曜日
精神医学からみた暴力(再推敲後)4
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このところユーチューブで Joey Alexander の演奏を見ることが多い。なぜ11歳でここまで成熟した演奏が出来るのか?何か奇跡を見ているようである。 具体的な治療的介入の試み-筆者の場合 さて以上は原田氏の著作の治療に関する項目を紹介した形になるが...
2015年5月19日火曜日
精神医学からみた暴力(再推敲後)3
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3.現実の攻撃が性的な快感を伴う場合 今年( 2015 年)の文芸春秋 5 月号に、「酒鬼薔薇」事件( 1997 年)の犯人 A の家裁審判「決定」全文が載せられている。これを読むと、一見ごく普通の少年時代を送った少年 A が猟奇殺人を起こす人間へと変貌していく過程...
2015年5月18日月曜日
精神医学からみた暴力(再推敲後)2
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攻撃性への抑止が外れるとき ここまで書いても「やはりあなたは攻撃性は本能だと言っているのではないのですか?」と言われるだろうか? しかしそうではないのだ。そこでこれまでの論旨を簡単にまとめよう。攻撃性は本能ではなく、いわば活動性や動きこそが本能である。人間は自分の動きに...
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